John Doe(短編小説)

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11/28/2025, 11:03:25 AM

ジプシー

あれは精液か、それともオピオイド系薬剤か…
ああ、ジプシー! 彼女こそジプシーだ
アンダーグラウンド・シティで彼女と涅槃に住むんだ。アパートの名前はフェンタニル・リバー・サイドだ。おっぱい通り四丁目ヘロイン番地77-7にある。44マグナムで脳ミソぐちゃぐちゃさ。ハロー! ジプシー、グッバイ、アース!

6/14/2024, 7:40:46 PM




金融機関
軍事施設
コンビニの惣菜パン
鉄道会社
讃美歌


そして、僕の真っ黒なたましい。

6/3/2024, 6:25:24 AM

窓際


夕暮れのサバンナの大地を見ていた

ブラウン管に映し出された雄大なサバンナ

くだらないファーストフード店のCM

私はタバコを取り、火をつけ

そして窓際に腰掛けて一服する

5/30/2024, 12:58:50 PM

積み木


ここは僕の世界
そしてここは僕のテリトリー
この小さな部屋が僕を守ってくれるんだ
僕は誰かが帰って来るのを待っていた
何百年も、何千年も

僕は海底に沈んだ難破船の一室で
積み木の帝国を作っていた
光の届かない、暗い海の底
地上は嵐で大混乱
ここはとても静かだ、それが寂しいくらい

僕の身体は完璧なんだ
おまけに不老不死
でも、積み木の帝国の王になったところで
僕は外に出られやしない
水圧で瞬く間にぺしゃんこにされるだろう

でも君たちは来てくれた
僕を迎えに来てくれたんだ
光が積み木の城や塔を照らしてくれる
もう、ここには要はないんだね
彼らの潜水艦に乗り、僕は新たな旅に出る

積み木の帝国は静かに崩壊した

今日は記念すべき僕の新しい生命のスタートになる

5/29/2024, 1:25:31 PM

渓谷


俺の目をみろ
俺の眼球はお前のノロマな面を反射しているが
俺はお前なんかみちゃいない

お前は下降し続けている
彼らはお前の行く先を妨害するだろう
だがお前は下降し続けるしかない

彼らは浮き沈みしながらやってくる
谷を降りて、心をズタズタに引き裂きくるぞ
ハイエナみたいな獣の群れが見えるだろ?

俺の目をみろ
俺は夢なんかみちゃいない
お前は誇大妄想に取り憑かれた夢想家
俺の目をみろ、そして耳を澄ませ
踏み切りの音が聴こえてくるだろ?
奴らトロッコに乗って谷を降りて来たんだ

今にお前は奴らに呑み込まれる
ノロマなお前は俺の目をみているしかない
もちろん、俺はお前なんか助けたりしない

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