和不

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1/24/2024, 4:37:21 PM

周りの人たちが凄すぎて、
夢や希望に溢れてて、愛されてていいなって。
周りの人たちが輝きすぎてて
その光に照らされてる僕はいつも真っ黒。
消えたくなって死にたくなって。

僕だけ違う気がして化け物みたいに思えて。
輝いてる人たちが羨ましくって。
そんな人達は弱音を吐いてもね、
「大丈夫?無理しないで」って、「1人じゃないよ」って。
励ましてもらえて。声掛けてもらえていいなって。

ずるいよ。やっぱり僕は普通じゃない。
最低な思いが頭の中でぐるぐるして止まない。

「みんなから愛されてるくせに、辛いって言わないでよ。
全部全部ずるいよ、何しても愛してもらえてずるいよ。」

やっぱり、僕は普通じゃない。

『逆光』

1/24/2024, 3:21:30 AM

去年死んだはずの君がすぐ目の前にいる。
声をかけて手を伸ばす。触れると同時に君が消える。

「ねぇ、どこいったの、」
「…私はここにいるよ?」
「どこなんだよ、帰ってきてよ」
「あなたがこっちに来てよ、私はそっちにいけない。」

そうだよな、俺が逝かないと。

これは俺がみた最期の夢。

『こんな夢をみた』

1/22/2024, 2:03:56 PM

あの頃に戻れたらな。君が生きていた頃に。

君からずっと辛い苦しいって言われてたのに、
僕は話を聞いてあげることしかできなくて。
君がほしい言葉かけてあげられなくて。
ほんと最低だ。「君は頑張ったよ」って言えてれば。

「家族も先生も同級生も信じれない。信じられるのはあなただけだよ。私の一番はあなただけ。」
その言葉が僕には重すぎて受け止めきれなかった。
君の一番だったのになんにもできなかった。

君は去年の春、天使になった。
崖から海に飛び降りたらしい。
君の部屋には遺書だけ。

「大切なあなたならきっと分かってくれるよね。
さきに逝って待っとく。ごめんね。」
ただそれだけ。分かってあげたかったな。

『タイムマシーン』

1/20/2024, 5:04:25 PM

「助けて、っ!」

放った言葉は泡となって空へ向かう。

溺れないように藻掻いても逆効果。
誰も気づけずにただ沈んでいく。


肺を満たしたきみの言葉で、ただ沈んでいく。
きっときみはまだ気づかない。

真っ暗な海の底。
沈んでった先には死があっただけ。

『海の底』

1/19/2024, 4:59:36 PM

朝起きる。さっきまでいた君がいない。

朝ごはんはトースト。君は牛乳派。
おかしいな、どこにもいない。

身支度をする。君は髪をとく。
ずっと一緒にいたじゃん、どこいったんだよ。

玄関の戸をあける。やけに光が眩しい。
光に吸い込まれて溶けてしまいそう。


目を覚ます。見知らぬ天井。仕切られたカーテン。
部屋に響く機械音。独特な匂い。

「目が覚めたのね、!! ずっと眠ってたのよ?」
「やっと、目を覚ましたのか、!!」
久々に聞く両親の声でやっとわかった。

長い長い夢をみていたのだ。
最初から君はいなかった。
僕の長い長い夢の1部に過ぎなかったのだ。

ある日突然消えてしまった君。
せめて一言ちょうだいよ。
もう二度と会えないんならさ、

『君に会いたい』

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