しんどい時は
ちゃんと、しんどいと
伝えてくれて。
早めに寝ますね。と
言ってくれる
人が好き。
そしたら、私も
早く良くなりますようにと
伝えられて
なんだか、安心出来るんだ。
【お題:風邪】
雪が降り始めると、何かと不便な
思いをすることが多い
地域に住む私は、梅雨と同じくらい
天気予報を見ている。
この冬は、どれくらい積もるだろう。
スタッドレスは、消耗品だし
冬場を凌ぐ、灯油を買いに行くのも
難儀だし、、、
朝起きたら、真っ白。
なんて事もザラにある。
ただ、ひとつだけ
楽しみにしている事もある。
それは、夜だ。
これ以上ないくらいモコモコに
着込んで、少しだけ
ひとり、雪道を歩くのだ。
田舎の住宅街は、静まり返り
ただ、雪だけが降る。
そこに、私だけの足跡が残る。
音もない。
誰もいない。
けれど、こわくない。
白い、白い、白い。
心が気持ちよく空っぽになるような
そんな、夜だ。
そしてまた、天気予報を
チェックするのだ。
億劫だなぁという表情で。
夜の楽しみは、誰にも秘密だから。
【お題:雪を待つ】
クリスマスソングが
あちこちで、聞こえ始める頃には
赤、緑、金色や銀色
リボンや星形のオブジェが
そこかしこで、見ることが出来る。
その雰囲気は
夜までも彩り始め
普段とは違う、イルミネーションたちが
ピカピカと輝いている。
キレイだなぁ…と、思うけれど。
その気持ちは、ふとした時に
共有したくなる。
イルミネーションに
スマホのカメラを向けては
見たけれど。
そのまま、コートのポケットに
ぐっと押し込んだ。
イルミネーションは、キレイだけれど
それだけでは…それだけでは足りなくて。
思ったよりも、ワガママな自分に
少し笑ってしまった。
【お題:イルミネーション】
手を繋いで歩こう!
ぶんぶん、振り回すように
世界を楽しむように!
さぁ、起きあがろう?って
本当はずっと前から準備出来てた
いつかの自分を迎えに行こう。
辛いことも、悲しいことも
やりたくは無いけど
やらなきゃならない日々さえも
越えて来たんだ。
過去の自分が、今の自分でしかないって
気付くのに時間が
かかっちゃって、ごめんね。
それを、否定するような事まで
しちゃって、ごめんね。
だから、もうこの手は離さないよ。
手を繋いで歩こう。
そしたら、なんだか
もっと心は軽く
もっと世界が広がって、変わってく。
【お題:手を繋いで】
さよならは言わないで。
さよならは言わないで。
縋るように、絡みつくように
あなたに、私の痕が残るように。
爪をたて肩を噛み
あなたが、私の中に残るように。
私の大好きな、あなたの笑顔が
歪むほど
きつくきつく抱きしめ合った。
このまま、2人の心が壊れて
しまえばいいと
想える人は、居ないから。
あなたの胸に、刻まれた
青い龍が好きだった。
穏やかで優しく、雲を抜け天に昇る。
まるで、あなたのようだねと
何度伝えたことだろう。
ふと、手の温もりで
目を覚ます。
私の身体も思考も全てが、確実に
朧げになりつつなる中で
微かに見える、あなたは
半分笑って、半分泣いていた。
さよならは言わないで。
あの言葉は、どちらが言ったんだっけ。
また、眠りの波がやってくる。
ああ、身体がまたひとつ分軽くなる。
あなたの大きくて、包み込むような
手の温もりを感じながら
私は静かに、瞳を閉じる…。
私の名を呼ぶ声が
少しずつ遠く離れてく
「愛してる」
この気持ちと声は、届いたかな。
【お題:さよならは言わないで】