NoName14

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12/3/2024, 9:16:36 AM


光と闇の狭間

その真ん中で
出来るだけ、小さく小さく
丸まって。

はみ出さないように
私は、座っている。

向かい合わせに置かれた
メトロノームは
カチカチと、止まることなく
光と闇に触れている。触れている。


私は、ただそれを見つめている。
見つめている。


【お題:光と闇の狭間で】



12/1/2024, 2:59:42 PM


物理的な、距離は
いつか縮める事が出来ても


価値観の距離は
どうしたって
埋まらない事もあると知った。


それは、寄り添えば
受け入れれば、いつか分かり合える
という次元の話しでもなくて、、

そういう現実もあるのだと
知ったからこそ
それを、否定することも
私の価値観に取り込む事もしないまま

その人の生きかたや価値観を
ありのまま、自分の中の片隅に
置いておく事にした。


正解も不正解も、出ない。
明確な答えもない。
けれど、それでも良いんだよと。

私は、私の決めたことに悔いはない。


【お題:距離】

11/30/2024, 3:21:42 PM


泣かないで

君が沢山苦しんだこと
ひとりでずっと耐えたこと
気を使って相談も弱音も吐けない
君の性格を知っていたのに。

きっと、ひとりぼっちで
たくさん泣いたよね。

ごめんね。

もう、大丈夫!という君は
またひとりで、戦おうとしてる。

けど次は、僕が君を守るから。

泣かないで、、なんて
これまで、頑張ってきた君に
言う事は出来ない。

だからこれからは
我慢しなくていいんだよ。と
伝え続けよう。

頑なに強張った
君の心に届くまで。


【お題:泣かないで】


11/29/2024, 1:48:12 PM


気が付けば、日没が早まり
遠く沈む太陽が
木々をシルエット状に映えさせる。

時折、肩をすくめるような風が吹き
上着のフードを、きゅっと寄せる。

遠く離れた、君の住む土地では
こちらより、ひと足もふた足も先に
冬が訪れる。

見上げる空は、君のもとまで
続いているのに

君の頬に触れては溶ける
粉雪が、俺の頬に触れることは
無いのだと。
無性に切なさが込み上げてくる
この気持ちは、なんだろう。

ただ、会いたい。

ふと過ぎる感情に
こぼれそうになるこの想いに
ポケットの中の手を
力いっぱいに、握りしめた。


【お題:冬のはじまり】

11/28/2024, 1:48:29 PM


終わらせないで

願うこと、叶えること
希望を抱くこと

そして、夢を見ること。

誰もがいつも、完璧じゃない。
自分が、我慢すればと
笑ってやり過ごす時もあるだろう。

けれど、どうか
終わらせないで。

荊棘に囲まれたその先に
あなたの願いや夢が咲いている
時もあるだろう。
手を伸ばせば、傷を負うかもしれない。

そんな時、あなたなら…どうする?

荊棘を切り開いて進むのか
夢の蔓がコチラに伸びるまで待つのか
背中に翼があればと、鳥たちを羨むのか。

それとも、そこを終着点にしてしまうのか。

あなたなら…どうしますか?


【お題:終わらせないで】

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