NoName14

Open App
6/21/2023, 5:16:05 AM


あいつには、随分助けられたわ…と
電話越しに聞いた
彼の言葉。

お前が、居たからと…
私もその言葉がほしかった。


【お題:あなたがいたから】

6/19/2023, 12:05:33 PM


誰もいない、雨の日の帰り道
傘をクルクルと回しながら
ひとり、帰る。

新しい傘の模様は
お気に入りで、普段見慣れた
紫陽花もより綺麗に感じる。

ふと、視線を前に戻すと
遠くからでも分かるあの人の
後ろ姿が見えた。

今朝、私の傘を「良いね」って
褒めてくれた彼だ。

ひとつの傘に、2人…
それは、私のお気に入りの傘よりも
雨の日によく似合う光景だった。

ふぅ…っと、息を吐いて
立ち止まる。
紫陽花に語りかけるように
自分に言い聞かせるように

「お似合いだね」と呟いた。

じんわり胸の奥がいたいけど
泣いたって、涙ごとこの雨と一緒に
流れてしまいそうだから。

こんどは、彼の真似をして
「良いね」って、言ってみたんだ。


【お題:相合傘】

6/19/2023, 1:05:28 AM


身体は地に足が着いてるのに
肉体意外のすべてが
ゆるゆると、日常に埋没してゆく

落ちる、落ちる、落ちてゆく。

そのうちに、肉体すらも
膝を着いて倒れてゆく。

孤独と絶望は何色だ。

ただひたすらに、追い込まれた
心だけが本能で生きたいと
上を向かせる。

あぁ、あぁ、あぁ…

それは、恐ろしい夢だった。

このままでは、いけないと
そういう警告だったのかもしれない。


【お題:落下】

6/17/2023, 1:50:36 PM


未来、これから先の時間。

何が待っているのか
何を選択してゆくのか
誰と出会うのか

未来は、分からない。

予測出来ない不安は置いておこう。
いま、必要以上に怯える事はないから。

私は、私のことを
ちゃんと知っているから
見失わずに.ゆっくりでいいから。


【お題:未来】

6/16/2023, 11:21:14 AM


1年前のこと…覚えてないや。

日常は、日を跨ぐたびに
上書きされて
積み重なって
記憶は、グラグラと不安定に
雪崩れていった。

けど、これから先…
こうだったら良いなっていう
本当に小さな小さな夢があるから

今日も、また明日を
迎えたいと思うんだ。


【お題:1年前】

Next