本を読むことも、何かを書くことからも
離れて凄く時間が経ってしまった。
自分の想像力や、湧いてくるような
言葉やフレーズが萎んでいくのは
分かっていたけれど。
本屋で本を選ぶ時間も
読む暇も、日常に吸われていった。
いまは、この書く習慣が
私がまた読み書きするきっかけに
なればと続けているところ。
好きな本と言える何かを
この手で作りあげたくて。。
【お題:好きな本】
最近の天気予報は
少し意地悪で
何度も雨雲レーダーを確認。
洗濯物も外出も
きまぐれな天気次第で
ジメっとした、外気にやる気も削げるのは
…言い訳かな?
あいまいな空は、ちょっとした
追いかけっこみたいだ。
会えないだろうな
会えないだろうなと
約束の無いタイミングを
見計らって、探すあの人みたいな。
そして、梅雨の晴れ間みたいに
パッと現れて
私を、驚かすんだ。
また求めてしまう、小さな太陽を残して。
【お題:あいまいな空】
花屋の前を、通ると
満開に花開いた紫陽花の鉢植えが
値下げされて、売られていた。
いま、1番美しい花は
少し寂しい。
今日も降るこの優しい雨のように。
【お題:あじさい】
好き、嫌い、好きかもしれない。
あなたがくれる言葉は
いつも、優しすぎてわからなくなる。
どうして隣に立ってくれようとするの。
私は、自由なあなたのお荷物でしょう。
これ以上、何かが
動きはじめる前に、いっそ
消えてしまいたい。
あなたに励まされると
頑張ってしまうのが、辛い時もあるから。
そうして、ひとり泣く夜が
心が千切れそうなほど痛い日もあるから。
好き、嫌い、忘れてしまいたいほど。
【お題:好き嫌い】
街、私の掌の中の街。
それは、情景。
もう、戻れぬジオラマ。
掌の中の街の小さな部屋の隅に
膝を抱えた、私が居る。
燃え尽きかけた茜色の夕陽は
追うことを諦めた私の情熱のようだ。
沈むまで、口惜しく燃えろ。
街…街…街…
【お題:街】