ある人に、つい最近言われた。
やりたいことや、叶えたい事は
口に出すと良いんだよと。
やりたいこと…なんだろう。
行きたい場所は、どこだろう。
叶えたい夢は…
口にすると、誰かを困らせて
しまいそうで
出かけた言葉を飲み込んでしまった。
わたしの一生で、一度でいいから
あなたに会ってお礼が言いたい。
【お題:やりたいこと】
世界の終わりに
過ごしたい人が傍に居たら良いな。
子どもたちや、母親が
まだ私の近くに居るなら家族と
世界の終わりに
ありがとうと、伝えられる人が
居てくれたなら
それは、素敵な終末だ。
【お題:世界の終わりに君と】
最悪なこと、結構ある。
あり過ぎて話のネタに困らない。
面白おかしく話しちゃえば
最悪だった事すら
笑い飛ばして、口から出しちゃえば
楽になる事もあるんだ。
時間は、かかってもね。
どんだけ、絶望しても
イラついてても
いつかは、晴れるって
自分が1番よく知ってる。
耐える時期は、辛いけど。
その先は、きっと少し明るい。
【お題:最悪】
誰にも言えない秘密
秘密だから、誰にも言えないんだよ。
口に出せば秘密が破綻してしまう。
秘密は、出来ればない方が良い。
隠し事とも、嘘とも違うけれど…
秘密なんて
無い方がいいんだ。
【お題:誰にも言えない秘密】
狭い部屋の小さな窓を少し開け
こっそりと、外を眺める。
外は怖いから。
僕は、外には出られないから。
ここには、誰も居ない。
誰も来ない。
何も、聞こえないし。
いつから居るのか覚えてもいない。
けど、時折
誰かが部屋のドアを叩いた気がして
ノブの無い部屋の扉に触れると
涙が頬を伝うんだ。
懐かしい温もり
帰りたいような場所…
『ぉ、母さん?』
自然と口から出た言葉に
扉に目をやると、無かったはずの
ドアノブがキラキラと輝いてあらわれた。
ぁあ…僕は…そうか僕は…
ドアノブに手をかけ
狭い部屋に、別れを告げる。
さようなら。
きっとこの先には
大事な人が、待っているから。
【お題:狭い部屋】