今日は誕生日
雨が降って 地面が濡れてる
プレゼント濡れないように
なんだか人生で一番楽しい日
もう今日で終わってもいいな
この先のこととかわかんないけど
人生で1番の日だって気がするから
当たり前の幸せとか
そんなものどこにもないような気がするし
3年も過ぎればまた戻ってしまう気がして怖い
だからここで終わりでいいよ
お疲れ様だって言って後戻り
なんてしなくていいから
なんにもいらないから
食事も家も友達もいる今は
あとどれくらい続くのかな
誰かいなくなったら悲しくて
泣いてしまうよ
もう一人で生きれたとしても
わからない未来に期待なんてない
僕も僕の周りにもなにか求めるの
飽きたから
甘いケーキの味の
舌の上に残ってる
ライター付けなれないから
ふっと火を消してさよなら
繋いだ手の行方に
君は何を願うのだろう
大空にかかる光
何千年に一度の景色
今ここに君がいれば
はるかな未来の話をしよう
すこしの瞬きの間に
通り過ぎてゆく星たち
なにを話せばいい
ゆっくりと回る星たち
ふたりを追い越してく
真っ赤な日
今日の始まり
あたりを眩しく照らす
立ち上がり今日も歩こう
リアティ重視じゃなかった僕は
君のこと思い出しながら筆を走らせた
インクが机についた
出来上がった原稿は
割と好きな方の出来で
悔しかった
涙を堪えた
どこに居るかなんて分かりやしないのに
会いたくもないのにどうしてだろう
もっと上手くなって本屋に僕の作品が並ぶ頃に
後悔してくれるかな
夏散って 秋枯れて 冬咲いた
今日もまだ忘れられない
ふとした瞬間に思い出すのは
なんなんだろう
君はいらないんだ
これっぽっちもいらないんだ
ほんとにどうでもいいんだ
関係ないんだ
もう過ぎたことなんだ
終わったことなんだ
なんて叫んでも叫んでも
忘れられない
時間の薬はいつになったら
効いてくるのかな
インクが空っぽになるころには
忘れられるかな
上手くなれたかなってあの日が言う
曲がりなりにも進んできた僕
あの日見上げた月のように
手の届かない昔
溢れる過去 いつの間にか
鱗片を探しては
広がる
朝焼けとスケッチブック
君の欠片見逃さないように
心地よくて眩しくて
踊り場でそっと見つめてた
誰のために描いてるかなんて
自分のため以外なかった
癒されるなんて言葉が
こんなに嬉しいと知ったんだ
ひとつ星が生まれたら
そこから先に広がる宇宙
誰にでもできる結晶が
大切なんだ
桜並木 黄色の混ざる空
雨の地面 庭に咲いてる花
わたしの目を通した世界を
誰かに伝えたい
珪砂で作った硝子が青く光を帯びてるんだ
透かしてみれば透明な青が僕の頬に移った
いつからだろうどこからだろう
ゆらりゆらり歩いてきた僕の足跡が後ろに続いてる
のらりくらり生きてた方が楽なんじゃないかって
逃げたら負けと逃げるが勝ちの後者側で
誰かを大切に思うことが自分を失うみたいで怖かった
暗闇のなかで考え込んでた
あとどれくらいで終わるのだろう
少しづつ歩いたその道の先で光に出会った
青いよ 澄み切った空に僕らが映ってる
青色にまぶしくて目を閉じても
なにも怖くない
繋いでいる繋がっている
それだけが分かるから