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9/8/2023, 9:51:16 PM

胸の鼓動

昼食が終わってから2分後
その手はケーキへと向かう
なんて正直な手なの
その素早さに思わず驚き
戸惑い、本当にいいのかと
その手に尋ねる
聞いているのかいないのか
その手はぶれずに進める
なんていけないことを
そう思うも束の間
口へと運ぶ手に逆らえない
甘味に支配される感覚
戸惑いや否定的な
気持ちは取り払われる
罪悪感をわかって胸はときめく
なんて美味しいのだろう
さっきの食事は遠い昔の話
この美味しさで
今日も頑張れるから
起こしてしまった結果から
新たな意味を見いだすのは得意だ
先ほどの後ろめたさなど
まるでなかったかのように
この胸の鼓動は
早くも夕食へと向かっている

9/6/2023, 10:12:11 AM

時を告げる


過去に縛られ
未来を怖がる

いまを生きる
かげかえなさを
忘れて過ごす今

心の目が縛られている

ただ今だけを
今日という時を
今しかない気持ちを
優しく抱き締めて

生きるという希望
心の奥底から湧いてくる
本当の思いに気づいて

今日という日と共に
時を告げる今の向こうへ

9/5/2023, 7:50:03 AM

きらめき


目の前にある
不自由さに
楽して怠ける
方法だけに
長けている

言い訳の種類を
豊富に持ちながら
楽を選ぶのは
楽だけど
楽しくはない

そこにある
潜在的な意味
気づけたなら
その手はもう
動いているよ

未来における予測
どうしようかと悩んで
本当はもう決めている

そこに煌めき感じるなら
後ろを振り返りながらでも
前に進めばいい

辿って辿って
手繰り寄せる
弱音吐く強さと
涙流す優しさ

全て私そのもの

私自身の知らなさ
結果的に伴う
知らないままの
無責任

そこに責任を
求められ
わからないから
辿り続けるしか
生きられない

これを旅路に
例えるなら人生と
呼べるのかな
ねぇ誰か教えてよ

ためらって
この感情を
かき消したくて
暗闇の中で答えを
探そうとした
より敏感に

不安定という安定に
今日も波に逆らわず
どうにも出来ないから
ケセラケセラに
当てはめて
ドキドキしながら
やり過ごしている

何も困ってない
そんな素振りは上手く
気持ちとの反比例が
見事に描かれる

平和に見える
世界の裏側は
いつだって混沌で
溢れかえっている

それでも明日を迎える
それを幸運と感じるなら
まだ輝ける可能性を
その手に持っている

使い方を知らない
無知と純粋を煌めかせて
不安の先の手探りを
繰り返していく

9/2/2023, 2:47:59 PM

心の灯火


違うと思ってた自分が
いつしか間違ってたと
思ってしまうことがある

自分の見方は
いつも正しくて
間違いないなんてない

そんな愚かな間違い
当たり前じゃない真実
なんにも見えてない

だからわからない
迷いふらつく

さぁどう思おうか

信じられない
まだ伝えられてない
私自身にさえ

あの木の影から
私がそっとこっちを見ている

不安で不確かだからこそ
心のひとつひとつを
確かめながら進んでく

それが臆病とか弱気とか
言われるなら仕方ない

そういうやり方するしか
前へ進めないんだから

何が良くて何が悪いか
そのどれでもない

正解なんてわからなくていい

惰性で流れる景色に
ブレーキの音は合わない

迷いの中に敢えて
旅するのもまた探しという
それなりの言葉はあてはまる

それでいいからそれでいい

悩みながら弱さを受け入れ
支えの言葉、心に沁みる
強さと弱さのバランス

自と他の相対性
支え、支えられ
何者でもないこと
その存在の許し

形に残らない
言葉や思いからほんの少しずつ
私という形を当てはめている

無責任な他人の意見を捨てて
心が本来帰るべき場所へ

そこに灯された光を胸に

8/26/2023, 9:46:17 PM

私の日記帳


落とした心を
取り戻そうと
今日も必死に
探し続けて
今日を生きてる

自分の思いと知ってても
心を渡っていく感情
もうひとつの瞳で
見ている感覚

何を思い
何を話す
あなたと響きあって
次につなげた先

ずっと一緒にと願い
すれ違っていく様を
何も言えずに
黙って見ている

この瞳に映る限り
視線では追えるのに
言葉は続かない

ここにある
どうしようもなさ
灰色の濁りなら
まだなんとかなる

そうわかれば
本当に大事なもの
気づけるのかな

誰も助けてくれない

自分しかいない

だから小さくなって
やり過ごしても
何も変われない

まだ今だったら
気持ちを伝えるチャンスは
残っているのかな

こんなにたくさんの
人達がいる世界

誰にも知られず
泣く術を持った

この世界の美しさを
汚さないために

言葉でうまく
綴れない時に
静かに泣いて

漏れ出す涙に
願いを託しても
いいのでしょう

感情の揺さぶりだけで
託してしまっても
いいのでしょう

何もかもを全て
ここにだけは
ここにだけは
引きずり、願い
書き連ねた
私の日記帳

全ての言葉が甦ってくるのなら
あの時言えなかったことを伝えて

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