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8/25/2023, 1:21:32 PM

向かい合わせ


こんなに暑さが残るのに
夕暮れは気づかぬうちに
早くなってきて

白い雲を赤く染める
まだまた暑いですねと
ヘッドライトは行き交う

何が正解なのか
わからない日々でも
何かしらを選んで
過ごしてるんだから
立ち止まる暇はない

迷い、振り返りながら
向き合ってるんだから
やっぱりあの時って
言わせてください

あの時の迷い
知らせてください
どれが正しかったか
教えてください

気持ちの
行ったり来たりは
いつものことで
なんでもない顔して
心はふらついている

迷う時ほど思う
自分なりの答え
簡単に見つかる
ものじゃないけど
人生をかけて探す

悩みながら考え
価値観は少しずつ
形になってくる
それでも
いつも潜む迷い

自分の中では
なかったことに
出来るけど

忘れたことに
した瞬間に
ウソをついた
ことになる

背中の痛みのように
わかっていても
手が届かない

どうにかするにも
自分しかいない
己の心と向き合いながら

明日になれば消えて
なくなってしまうから
そうなる前に己に向かい
信じた景色に出会えますように

8/24/2023, 12:36:17 PM

やるせない気持ち


道に迷い
孤独に苛まれ
踠いてでもなお
空を見上げないと
本物の行き先は
照らされない

理性という王道から
少し逸れてみると
心情というなんとも
曖昧でいいかげんな
ちょっとあったかい
フワフワしたものを
知ってしまう

私に正直な感情を
沸き上がる喜びを
まじりけのなさが
より美しく存在する
それを大事に生きて
何が悪いの

目には
見えないものを
探してる時に
誰かの言葉でふと
ハッとさせられる

探してたものが
こんな傍で
見つかるなんて
瞳を閉じて
心の目で
探していても
辿り着けなかった
場所がいきなり開ける

そこに意味を感じたなら
重みを感じられるなら
それだけに向かったって
いいじゃないか

気持ちの根っこに
あるところが
きれいか汚いか
全てはそこに
かかっているのに
培える期間は
もうすでに
過ぎ去っていた

8/22/2023, 1:18:25 PM

裏返し


なんでも映せてしまう世界
素直な気持ちも映せますか?

思いのひとつひとつを重ね集めて
出来上がっていく色彩の形
その名を心と名づけては
思いの先を見ようとしていた

それが今は何故だろう
言葉にすれば心の裏返し
違うそうじゃないって
何度もブレーキをかけた

ほんの一瞬の出来事
でも、それが全てだったりもする
今、わたしの傍にある声
少しずつ変化する気持ちに
言葉が追いつけない
いや、わざと裏返す

自分を消さない勇気を持つこと

裏返しの本音はそう語っている
わたしに向けた伝えは優しく
まだ何かへと向かって行けと
その光を遠くへ灯す

心の表側への素直さは
その光のある方へとつながる
そこへ向かっている時は
幸せな時かもしれない

その扉を叩くかは
自分自身への問いかけ
夢際で見た様々な思いが
全て表だったわけではない

そこから見えるもの
そここら考えられるもの
雲間から見える光から注ぎ込む全て

もっと見たい場所へ行けばいい
もっと伝えたいことを伝えればいい
それを乗り越えないと表はやってこない

裏返しは今のわたしの全て
思いの全てを乗り越えろと
まだ見ぬ明日から
心の真をついてくる

ここにいるのが奇跡なんだから
その色の表すところへ
それ全てがまだ見ぬ色に
彩られているのだから

なんでも映せてしまう世界
それでも表現出来ない色彩を
思いのひとつひとつを重ねて
改心と心の一部に名づけた

8/21/2023, 1:39:50 PM

鳥のように


空がぼやけてると
ホッとする
正確には
空もぼやけてるかな?

心にくすぶる思い
はっきりさせようとして
出来ないまま
空を見上げると
空もぼやけてる

光と影の隙間
光り射す場所を
求めながら
求めてるふりして
許されたがる

自分に嘘を
ついてまで
明日と争うけど
強くないから
また空を見上げる

鳥のように
あんな高くから
世界を見渡せたなら
ちっぽけな見方も
少しは変わるのかな?

わたしがわたしを見る理由
わたしがわたしを見ない理由
見たいようで見ない理由
見たくないのに見ている理由

こんな場所からじゃ
近すぎて見えない
ゼロ距離射程の照準は
この空のようにぼやけている

もっと離れたところから
わたしを見つめたい

もっともっと高い場所から
鳥のように高い場所から
ちっぽけなわたしが生きる
その儚さ故の惨めさを
温かく見つめられるところまで

8/20/2023, 2:22:47 PM

さよならを言う前に


もうこれが最後
そう思ったことが
何度あっただろう

それでもまだ
ここにいて
たぶん今日も
いれるだろう

紙一重

線引きの危うさ
少し安心した時に
訪れる魔の入口

戻ってこれたから
安心することに
不安になる

また来たら
逃げられない

急に開く扉の先
暗闇がすぐそこで
手招きしている

わからないという
答えは正解で

どうするかの答えを
別に用意しなくては
いけない

一生懸命考えて
他愛もない答えを
用意して失敗する

最初から答えなんて
決められてるから

そこへ行くための
気持ちの準備が
まだなんだよ

いづれ行かされるなら
自分から行くのか
来るのを待つのか

私とかあなたではなく
ひとつというものの見方で
大きな枠で捉えていければ
見えない明日を連れてくる

おはようって明日も
あなたへ微笑めばいい

耳を澄まして
静けさを聞いて

今ここにある理由
今ここにいる理由
全てが見えるものを
ひとつに捉えてしまえばいい

わたしたちが本来帰るべき場所

気づけばもう終わり
いつかあなたへ
思いを込めた願い

この文字に託そうと
思ってたのにね

そんな価値もないこと
わかってしまった

この思いを夜風に晒して
何を書けばいいのか
わかれないまま
時は過ぎていく

この暑さもだるさも
全てが崩れていく
そんな思いの終わりを
次の葉に託して

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