Rost RR

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5/7/2024, 12:58:31 PM

初恋の日

俺は初めて恋をした
周りからなんと言われようが恋だと
そうして俺は死体にキスをし
恋人を追いかけた

5/5/2024, 10:04:12 AM

耳を澄ますと

何にもない日常
いつもと変わらずみなそれぞれの友と話す
和気藹々とした日常
私は目を閉じ耳を澄ませる
「アイツうざいよね」
「ああはなりたくないよね」
「頭おかしいやろ」
「次はアイツだ」
耳を澄ませたってなんもないね
ジメジメしてくる6月初旬
次の犠牲者が出た
これで7人目だ
あんなの聞いても私は…わたしは…
だから私はスッと目を開けた

耳を澄ますと'いつも'の日常だった。

5/3/2024, 9:55:32 AM

優しくしないで

やめて‼︎
もう、やめてよ‼︎
その言葉で自分の中で何かが切れてしまった
オマエがーーー

なんでだよ。。。
そのとき、俺は後悔した。自分の全てに


「はじめまして。。」
「はじめまして‼︎」
俺があいつと出会ったのは3歳の頃
たまたま親同士が友人で高校生ぶりに出会ったらしい。あいつが引っ越してきたからどこに行くにしてもよく一緒に動いていた。
アイツは昔から容姿端麗でオンナみたいな中性的な可愛い顔だった
俺はアイツと幼小中高と一緒に進んできた。
昔からアイツはどこか忙しくておっちょこちょいだった。
天然のようでいつもアイツの先には俺がいたと思う。
そんな生活をずっとしてたんだ。
何もおかしいとは思わなかった。
だが、周りは違ったんだ
アイツは顔も声も立ち振る舞いも中性的で中学も高校も制服の規定がなかったからみんな知らなかった。
そいつがオトコだってことを。。
別に普通の生活をするのに性別がわからなくて困ることもそうなかった。
どうせ俺もアイツも仲のいい友人もいなかったし、
あまりものとしていたから男女ペアになることなんてなかったし体育とかでも先生も配慮して詳しいとこまで踏み込まなかった。

だからなんだ。
アイツに嵌められたんだ。。

アイツは頭がよく常に学年2位だった。
俺はそれがすごいと思い誉めたり
祝い事もたっくさんしてきた
アイツに不自由なく楽しんで欲しかったんだ
だが、おれが描いた現実が本物になることはなかった
高校2年の冬の初め頃事件は起きた
いつも通りアイツとくだらない話をしてたんだ
だけど、その時にアイツが言ったんだ
「いつも悠くん優しくしてくれるよね。
 そんな優しくしなくていいのに。。。」
俺は謙遜に思えた。
「春といるのが楽しいからいいんだよ。」
だが、ここまでだった。
その刹那廊下にも響く声で
「キャーーー!!!!」
と叫び声がした。
俺は唖然とした。
その声は目の前のいつものアイツが出したんだ
「この人が猥褻行為をしてきた‼︎」
「は?」
俺は理解が追いつかないうちにクラスの男子に抑えられた。
そして先生も来て
「何してるんだ‼︎」と怒号が飛んできた
いまだに理解が追いつかないままアイツの顔を見上げた
すると、アイツは誰にもわからないように
不敵に笑って見せた
まるで蔑むように。。

そいつは淡々と続けた
「この人が急に手を出してきて
 やめてと言っても聞いてくれなくて…
 怖くて…」
俺はそれ以降何も考えれなかった。

そして、俺が教師に連れてかれる前に
そいつは耳元で囁いた。
「だって言ってたじゃん
 優しくしないでって
 面白かったよ」
アイツのヤバさは俺以外にはわからなかった
それもそのはずだ

アイツはもうーーーーー
おれはただのーーーーー

N1
 

4/30/2024, 11:52:30 AM

楽園

死んだらどこに行くのだろうか
天国?楽園?地獄?黄泉?
そんなとこに行けたらよかったのにな

楽園はいいところが
黄泉は苦しいか
天国は楽しいかな
地獄は怖いのかな

楽園ってなんだろう
どこにあるんだろう
私は馴るのか
人間に

4/29/2024, 8:29:58 AM

刹那

その刹那目の前が真っ暗になった。
これで終わったんだ。。

俺は最高のクソ野郎だ。
うちのクラスには宇野ってのがいたんだ
そいつは素直なのか天然なのかわからんが
誰にでも愛想良く優しく可愛げのあるやつだった
だが、それをよく思わない奴がいたんだ
そんなかのリーダー的なのが嶋田って奴だ
嶋田は、宇野に課題をやらせたり、奢らせたり
嫌がらせをしてたんだ
だが、宇野はそれを怒りなんて少しもなく
笑顔でやってきたんだ
それがあいつの癪に触ったんだろう
"いじめ"がエスカレートしていったんだ
教師も他の奴らも見て見ぬふりをしてたんだ
自分が絡まれたら溜まったもんじゃないと考えたんだろう
だから、誰も助けない
ある日あいつは宇野の机にスノードロップを置いたんだ
あいつの取り巻きはニヤニヤして
あいつ自身も笑ってやがる
宇野は、それをみた時笑ってたんだ
だが口角は上がってても目は絶望や哀しみのような
悲しいものだった
その日から宇野は学校を休む日が増えた
それでもあいつらは物足りないのか
宇野の家にまで嫌がらせをしたんだ
それを楽しそうに語るあいつらを
俺は許せなかったんだ
ある日宇野が来た時についに殴りやがったんだ
宇野は痛がりながらもなんも言わない
まるで何かに取り憑かれてるように
それをみてもう、耐えれなくなった
俺は暴れた
この事件は全国ニュースになった
〇〇県△△市の◇◇高等学校で
男子生徒が同級生2名を殺害
5名が重症、3名が意識不明になりました。
被害者10名。加害者の男子生徒は逃走中
俺は無我夢中にやった。
やってやったんだ。。。
だが、世間的に許されることではない
俺は駅員のいない人気の少ない駅に来た
ここの電車が止まってもせいぜい10名程度しか困らないからである。
電車の光が近くなってくる
時刻は亥の刻になっていた。
もう終わるんだ
そう思った時
「ねぇ」
ある人が声をかけたんだ
振り返るとそこには宇野颯が飄々と立ち尽くしていた
「ありがとう。
 最後にこれあげるよ
 そうやってある花を渡してきた。」
俺は一瞬思考が変わったが意思は堅かったようだ。
「ありがとう。大切にするよ。
 このオダマギと現世(こっち)を後にするよ。」
最後にあいつは屈託のない笑顔をしたんだ
そうかよ。。
これで終わりだ
そう思い一歩前に出た。

スノードロップの花言葉は
「あなたの死を望みます。」
オダマギの花言葉は
「愚か。」
颯の意味は「きよらかなさま。」

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