Rost RR

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3/10/2025, 10:54:23 AM

願いが一つ叶うのならば

私の願いを聞いてほしい
 私を受け入れて、認めてほしい
死なないでいいって
大切だって教えてほしい
だって僕にはわからないの
己の価値を私が決めるのは願う必要すらない愚策
人は人の上に立つ
つまり人の下には人が立つ
どこかが秀でている者はどこかが劣っている
それはこの世の理である
分野ごとに上と下がいる
人としてはみな社会の奴隷なのだ
ただ、社会という王に屈するのが楽なのが世界なのだ
わかりたくないこと認めたくないことはある
自分の常識が間違っていたり
やった行いがかえって迷惑になったり
やってきたことの意味がなかったり
裏切られたり
そんなことは社会の下当然なのだ
ただ、法律というルールがあるゲームであるため
守れなかったら罰があるのだ
ルールこそがある意味の取り扱い説明書なのだ
だってダメなことの逆をすれば生きられるのだから
ただ、その生き方が認められるかは別の話
この世の理不尽はそいつの知識不足
知っていれば理不尽とは思わない
そうやって追い詰められる
人は楽しんだもん勝ちとはいうもんだが
それでもしてないと息苦しくなり
荒波に揉まれながら、目標を見失い
生きる気力のなくなるものだ
願うことといえば権利や金、友情などもあるが
俺は死を選ぶ
この世は矛盾の連続だ
皆が同じ教育を受け、同じ人に習ってるわけでない
だから伝達ミスつまり、知識不足が引き継がれる
だから衝突がなくならないのだ
だって正義にとっての悪は悪にとっての正義だから
死は疲れた人の休息なんだ
休むだけで白い目をされ
正しい知識がないから認められない
甘えと言われやらされる
そこで笑顔なんて見せたら相手からしたら
これでよかったと思われるだけ
嫌なことも言えない社会をみんなで作っているのだ
この世界に生きるが限り知らないとは言えない
だって矛盾と理不尽の上に立つのが社会であり
その下が人類なのだから
だから早く僕をこの腐った混沌から弾いてくれ
俺は塵だから

3/10/2025, 10:40:43 AM

嗚呼

夜中の広がる空気の音
 漂う光の誘惑に
由良理由良理と揺らめく仲で
あなたの色を分けてはおくれと
人には言えぬ心のウチよ
どうも今宵は落ち着かず
流るるままに心踊らする
嗚呼なんて何にもない事象なんだろうか
今宵も始まりふとして終わる
終わりが来れば始まりに会う
浄土に行こうが天国行こうが地獄を彷徨ろうが
誰も見てない揺らぎの道
知らず知らずの間に思いを寄せる一輪の
我の冰心を濯いで照らしてはくれぬか
夢も希望もその謎も
そこには人の思いはなく
哀しみすら感じられず
終わりなどなくため息をつきながら何度も繰り返す
終わりを決めることなんて
周りも自分もしてはいけない
始まる理由を考え続けることが
生き方をいっそう決めることとなる
嗚呼なんて素敵なことでしょうか
壊れてしまったのはあなたの方なのに
いなくなったのは僕の方なのに

2/16/2025, 9:24:12 AM

君の声が聞こえる

「ねぇお兄ちゃん!お兄ちゃん」
あ?はぁはぁはぁ
また寝れんかったんか。。
いつも見る夢。
夢というか寝てるときのはなし
お兄ちゃんと呼ばれて起こされる
両親も姉ちゃんもまだ寝てる
俺はやることが溜まっていて最近ゆっくり
寝れなかった
だが、誰かに起こされるなんて18年間生きてきて
なかった
だけど、三ヶ月前くらいからたまに
          起こされるようになった
決まって弟や妹に呼ばれる
うちは4人家族だからいないはずなのに。。
そんなことが続くから最近は寝不足だった

いつものように学校に行くと
「ユウちゃん。今日も今日とても眠そうやね。」
「あー輝紀か
   お前は相変わらず、朝から能天気だな」
「なに?褒め言葉?」
「まぁそう思うならそうじゃね」
「へーユアに言いつけるよ」
「やめよ!!?」
にっこり笑った輝紀が自分の教室に行った
はぁ。なんだったんだ。
そんなことを思い机に着き寝ようと思った時、、
「優馬ぁ?なにしとるんや」
「真琴ぉ〜?どうしたん?」
「餌やり当番やろが兎んとこ行ってこいよ。」
あ、、
「お前完全に忘れとったな。
 香澄が先に言ってたぞ」
「すまん。ちょっと行ってくる」
「おう。いってら」
校舎を出て裏に行こうと駆けるとき
「お兄ちゃん。」
ん、また聞こえ…?
君が言ってたんだ
………そうか
君の声だったんだ。

2/15/2025, 10:42:57 AM

ありがとう

これは最期の呪いの言葉だ
俺は立ち尽くした
第一発見者は俺だった。

 どのくらいが経ったのだろうか
俺は床に伏していた
なんだかすごく疲れた。
未だ身体を起こさずいると芳醇な香りが香ってきた
ふと横に目をやると机の上は綺麗に片付けられていた
いたずらに扉が開いた
俺は疑いの目でそちらを見た
「にーちゃん
  起きたんだ。」
そこには紘がご飯を持って部屋に入ってきた
「おう。どんくらい寝てた?」
「52時間くらいかな」
間を空けずサラッと言いやがった
「二日も面倒かけたな」
「いやいやおにぃのお世話は嫌じゃないから」
清々しい笑顔で言いやがった
俺には一つ疑問があった
「現場に来たんか?」
「行くやって言われてるのに危ないとこ行かないよ」
俺は安堵と同時に謎が深まった
「ユロって言う人が連れてきたんだよ。」
「そうか…。」
これは意外な名が出たな
あんなに面倒ごとを嫌がるユロが現場に来たんか
「あと、これを渡してって」
そう言うと紘は茶封筒を渡してきた。
「ご飯おいておくから食べてね」
飄々としながら部屋を後にした
ご飯をよそ目に封筒を開く
そこにはメモと書類とUSBが入っていた
メモには住所と電話番号が入っていた
USBを開きながら書類に目を通す
書類には何があったのかをまとめられていた。
それはもう事細かに記されていた
俺は息が詰まっていると
パソコンに映像が流れた
近くの監視カメラをまとめたものだった
何があったかを思い出すかのように
頭に浮かび上がってきた
自然に目から溢れていると
映像は終わった
一部始終が全て収められていた
俺は認めれなくて無気力に感じていた
だが、紘が持ってきたご飯が未だ白煙を漂わせていた
心の執着のつかないまま俺は
「いただきます」
合掌をし、食事をいただく
優しい日本食の味は胃に優しく温かかった
塩味を織り交ぜながら完食をした
「ごちそうさまでした」
そして、俺は電話をとった
「理音、今起きた」
「雲雀さんお疲れ様です
 あの件は只今ユロとレンが任務にあたっています」
「そうか。ありがとう」
「松村さんのご遺体は回収され
    鳴海寺にお骨は埋葬されました。」
「…わかった。
   明日から任務に戻る。」
「了解です。休んでくださいね。」
俺は盆を持ってリビングに行く
「うまかったぞ。」
紘は目を輝かせて
「ありがとう」
「ちょっと外でてくるわ」
「気をつけてね」
俺は家を後にした
そして、待たせたな
祐樹…
辛気臭いのは嫌だよな
「ありがとう….」

1/18/2025, 7:15:59 PM

手のひらの宇宙

僕らの上には必ず"そら"がある
世界の人が同じ空の下で過ごすのだ
嫌なことがあったり嬉しいことがあったり
失敗したことがあればはたまた大成功もある
人生は紆余曲折何があるかわからない
わかるとすれば神くらいだろう
神にはどう見えているのか
そらの上の存在
決して手の届かない存在
神からしたら僕らの生活も喜びも悲しみも人生も
ちっぽけなものなのかもしれない
私たちが手を使い様々なものを操るのと同じように
神も手のひらで宇宙を操るのかもしれない
同じ空の下
誰も知らない今日がくる明日にも今日がくる
いつまで経っても終わらない今日
私が死んでも何十回生き返っても変哲のない今日
結局人同士で争わなければ
欲に駆られなければどんな人にも明日が来る
今日を生きれなかった人にも希望を見出せるかも
そんなことを考えている脳は
宇宙規模と比べたらとてもちっちゃいもので
人との繋がりなんて人生からしたらちっちゃいもの
結局自由や金、栄光、権利なんかより
今生きていることが宇宙規模からしても
奇跡みたいなモン
死ぬことを考えるくらいなら
手のひらで宇宙を作ってみればいいのだ

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