嗚呼
夜中の広がる空気の音
漂う光の誘惑に
由良理由良理と揺らめく仲で
あなたの色を分けてはおくれと
人には言えぬ心のウチよ
どうも今宵は落ち着かず
流るるままに心踊らする
嗚呼なんて何にもない事象なんだろうか
今宵も始まりふとして終わる
終わりが来れば始まりに会う
浄土に行こうが天国行こうが地獄を彷徨ろうが
誰も見てない揺らぎの道
知らず知らずの間に思いを寄せる一輪の
我の冰心を濯いで照らしてはくれぬか
夢も希望もその謎も
そこには人の思いはなく
哀しみすら感じられず
終わりなどなくため息をつきながら何度も繰り返す
終わりを決めることなんて
周りも自分もしてはいけない
始まる理由を考え続けることが
生き方をいっそう決めることとなる
嗚呼なんて素敵なことでしょうか
壊れてしまったのはあなたの方なのに
いなくなったのは僕の方なのに
3/10/2025, 10:40:43 AM