私の恋物語はお決まりの「だった」で終わる
好きだった
片想いだった
両思いだった、
どんな時だって、最後は過去形でピリオドが打たれる
どんなに情熱的にアピールしようが
どんなに彼のためにお洒落しようが
最後は、結局何もないまま朽ち果てる
それは、踏みちぎられた落ち葉のように
痛くそして深々と心の奥底に刻まれる
環境が悪いのか、それとも自分自身が悪いのか
それ以外か、、
一目惚れなんて死ぬほどあって
だけど結局彼は興味がなくて
あばたのある私なんかより
えくぼが可愛いあの子の方が
お好きでしょう?
生まれた時点で、決められている恋物語
理想だけで終わってしまう私の青春
なんだか嫌だなこの世の中
「可愛くなくてよかったの、変な虫が寄ってくるよりはましでしょ?」そういう私も
決まった運命も、全部全部嫌い
そう、これが私の
恋物語。
真夜中はなぜか不思議だ
いつも笑顔なあの子も
こっそりと泣いているあの人も
目を一点にして何かを見つめる
そよ吹く風に身をゆだねながら
いつの間にかおぼろげに泣いている
「アイスでも食べようかな」
暑苦しさを覚えたのか、
それとも何気ない恋しさがいっとう強くなったのか
それすらわからない
声を荒げるわけじゃない、嗚咽を漏らす訳でもない
ただ、虚ろ虚ろに涙を流す
ある人は誰かを思い
ある人は、気持ちを堪える
時には、悲しさに溺れ
ついには、虚ろ虚ろに月を眺める
絹のような水晶を流しては、瞬く間に眠りに落ちる
夏には街灯が灯り
冬には、純白の結晶が
今日だってほら
一人の小鳥が泣いている
それはうっすらと
そしてはっきりと
やばい、、、、文章力が落ちてる、、、
「またどこ行くんだよ」
「別に、、、」私はプイッとそっぽを向いた
「別にって、、、」
「あなたには関係ないから」
私は力強くドアを閉めた
別に貴方が嫌いな訳じゃない
だからって喧嘩したわけでもない
ただ、優しくするあなたが嫌い
「バカ」とか言って結局は助けてくれるあなた
だけど、あなたは私のような目では見つめてくれない
ただ、目の前に浮かぶ私より
あなたの片隅にひっそりといる彼女が好き
助けられる度にドキッとする感情と
なんとも言えない運命に脅される
「なんでもない」とそっぽを向ける私に
「変なやつ」と返すあなた
全部嫌い、、、、何が嫌い?
その時ずるっと手足が滑った
海の底に沈むような感覚が体内に走った
もうこれでいいんだと
これでもう終わりなんだと
だけどその時だった
私の手をギュットつかむ何かがいた
冷たい空間で生暖かい温度が伝わた
暖かくて眩しい光
それと同時に慌ただしい声が聞こえた
「おい大丈夫か!!」
朦朧としたなかはっきりとわかった
それは彼だった
「ったく、だから1人で行くなっていったろ! 」
彼は私に肩を寄せる
「待ってろ、今助けて、、、」
その時私は彼の唇を遮った
「、、、何もわかってないのね」
私は悲しくそっぽを向いた