季衣

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8/11/2025, 11:10:41 AM

あるタイミングで
ちょっとは成長したな、と
あとから思い出したのは
ソフトクリームを自分のためだけに
1個買ってもらった時だと思う。

こぼれるから気を付けてね!!
なんて言われても、
相手はなにせ温度に弱い
時間との勝負なのだ。


灼熱の小豆島で醤油味の
ソフトクリームを食べた時の衝撃。
あの時はまだ、幼かった私たちには
ひとり1個は買って貰えなかったが
みんなでシェアしたことは、
よく覚えている。


大人になり、
自由にアイスを買えるようようになった今も
ソフトクリームはなんだか特別だ。


プールの後自販機で買ってもらう
あのアイス、普段は選ばない
ソーダ味がとてもおいしく感じた。

ハーゲンダッツ、という高級品は
季節に合わせて大量に
新フレーバーを出してくるので
お財布と相談だ。

大好きな人達とシェアしたアイスケーキ。
もはや目的は
アイスを食べることではなく
いかにプリンセスに楽しんでもらうか
だったように思う。
大人になるとなかなか手が出ない
大切な人の笑顔が嬉しかった


冬、こたつで食べるそれも
とても魅力的で、
「1口ちょうだい」
が、できる相手がいることが
嬉しかった

人それぞれ、色んな思い出の中に
彼らはいるんだと思う。


あなたの好きなアイスクリームは
どんなアイスクリームですか?



「こぼれたアイスクリーム」

8/10/2025, 10:37:19 AM

無性に欲しくなる時と
放っておいてと思う時がある。
タイミングや、伝え方にも
最大限の注意が必要だ。

それをうまくできる人は
恐らく、傷ついた経験が多い人だ。
受け取ることが怖いのもまた、
傷ついた経験が多い人だ。
扱い方には細心の注意がいる。


でも、時には
勢いで飛び込んでみることも
必要なのかもしれない
飛び込んできてくれたという事実が
受け取る側の信頼に直結することも
結構あるんだろうな、と思う。

だって、それは
「味方がここにいるよ」という
メッセージだから。


大切な人のピンチを救えるのは
意外と簡単な場合もある。

ただ、隣にいるだけ
ただ、くだらない電話するだけ

「繋がっているよ」ということが
相手に伝わることが、
即効性のある薬の場合もある。


でも、救われているのは、
実はそれを伝える方なのかもしれない
それを伝えたいと思う相手が
いるということだから。


大切な人へ、
今日もそれを届け続ける

私は基本、
飛び込んでしまうタイプだ。
拒否されるリスクをとっても
飛び込まないと聞けない話が
この世には結構ある。

自分が受けとる側なら
「恩送り」で、
次の誰かへのリレーである。


世界がそんな共通認識だったら
この世はきっと幸せだ。


結局、伝えた後、
お互いに笑い会えたら
それでいいのだ。



「やさしさなんて」

8/9/2025, 11:49:19 AM

あなたがそれを感じるのは
どんな時だろう。



木陰のベンチ?
はしゃいで走ってみた時?
ウィンタースポーツをしてる時?
夜がふけた砂浜?


私がそれを感じるのはいつも
実家の金木犀の木が揺れて、
優しい香りがした時だった。



あえて意識をすることは
少ないかもしれない
でも、それは常に、
確かにそこにある

そして、季節の移ろいを運んでくる。

それが嬉しい人も、
切ないような複雑な気分になる人も
みんな、同じ世界を生きてる

それを感じたら、
空を見上げてみるといい。
大切な人も、この空を見上げている
と思えると、頑張れる気がするから、


大丈夫、
ふんわりと木々を揺らし
通り過ぎるそれは、
いつもみんなの応援団だ。





「風を感じて」

8/8/2025, 10:30:28 AM

出会った時、それは夢だった

でも、その世界に飛び込むと決めた時から
夢が形を変えていった。
「目標?」違う


文字通り血と涙を流して、
夢は「覚悟」になった。

必死で努力して、
時に自分の弱さと向き合って
時に突きつけられる現実を見て
諦めようとした

でも、私の「覚悟」は
私だけのものではなくなっていった。
たくさんの人たちが、
「あなたならやれる」と
背中を押してくれた。

わたしにできることは全部やる
と、抱きしめてくれた温もり

あんたと一緒に走りたい
と、共に同じ道をめざした友がいる
心強さ


自信を持ちなさい、
あなたに足りないのはそれだけ
と、強く頷いてくれた時の
背筋が伸びる感覚


私の隣には、
常に誰かの強い「想い」があった。
その全てが、私を信じてくれていた。


私が弱気になってどうする
私が自信をなくしてどうする
そうやって自分を鼓舞して、
やっとその世界に足を踏み入れた。

今は傷を癒す期間だけど
必ず、戦場に戻る。
それが今の私の「覚悟」だ。

たくさんの人の応援が
戦場に戻るためのエネルギーだ
私が諦めてどうする。
あの頃、憧れた場所に必ず帰る、

戦地はもうすぐそこだ。
自分にやれることをやることが
今の私に課せられた任務だ。





「夢じゃない」

8/7/2025, 1:40:21 PM

その言葉を聞いた時、
たくさんの人の顔が浮かぶのは
私がたくさんの人に導いてもらったから。。



親族だけじゃない。

私の体にメスを入れ、
機能獲得を共に目指してくれた人

私の心をそっと包んで
「大丈夫、急に居なくなるなんて絶対ない」
と、強い眼差しで安心させてくれた人。

「誰かの人生に伴走するのは
医療職だけじゃない」
と、諭してくれた人。

「やりたいことがはっきりしたら、
あとは走るだけ。私たちも一緒に走るよ」
と、共に光を探してくれた人。


書ききれないほどたくさんの人の
「言葉」で、私は救われてきた
あの人たちのようになりたい
と、思わせてくれた出会いは
人生の宝物だ。


もし、目の前が真っ暗で、
先が見えなくなったら、
何度でもいい、羅針盤のそばに戻ろう。
そしてまた、光を探そう。

羅針盤がそこにあってくれる限り、
私は立っていられる。

さぁ、追いかけよう、「私だけの光」を



「心の羅針盤」

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