コンルリの作文

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3/26/2024, 10:22:26 PM

#8

自分に無いものを全て手に入れたとして、私は私のことを好きになれるのだろうか。『何も無い自分』に憧れてしまうのだろうか。自分からは遠い存在に憧れるのは人間として正しいのかもしれない。でもだからといって自分がそれより劣っているとは限らないのだ。今の自分を誇れるようになりたい。

(テーマ:ないものねだり/コンルリ)

3/25/2024, 11:03:26 PM

#7

『好きじゃないのに』塾に通い始めた時、まさにこの感情だった。勉強なんて好きじゃない。むしろ嫌いだ。でも、塾に行くのはあまり嫌ではなかった。それは多分、私の知らないことに出会える。新しい知識を身につけられる塾という場所に少しワクワクしていたからだと思う。初めて習うこと、今まで習ったことを少し応用を効かせれば理解できること、それら全てに少なからず感動していたのは事実で、嬉しかった。勉強なんて好きじゃないのに。嫌いだったのに。いつの間にか私は、学ぶことが楽しくなりつつあった。面倒臭がりで投げやり気味な私をこう思わせてくれた塾の先生には感謝している。

(テーマ:好きじゃないのに/コンルリ)

3/24/2024, 11:14:04 PM

#6

「今日、『ところにより雨』だって」
「なにそれ」
「いや、天気予報。簡単に言えばめっちゃ狭い区域で雨が降るらしいよ」
「へ〜あんま天気予報見ないからわかんないや」
「この説明の時間返せ。あと天気予報は普通毎日見るだろ。ていうか見ろ」
いつか友人と交わした会話だ。天気予報を見ないというのはそんなに珍しいことなのか?

(テーマ:ところにより雨/コンルリ)

3/24/2024, 5:18:03 AM

#5

私にとって小説は、幼い頃から特別な存在だった。昔はあまり体が強くなく、外で遊ぶのも嫌いだった私は、小説の世界に遊びを求めていた。中でも私が好きなジャンルはファンタジーだった。私の「こんな事がしたい」が詰まっていて、読んでいてとてもワクワクする。小説の中でなら私はどこにでも行けて、何にでもなれて、その感動を他者と共有することが大好きだった。しかし、私がそれをしようとすると話があちこちに飛んでしまうので、その作品の魅力が伝わりきらない。本を読んでいるとはいえ、話が上手になる訳ではないのだ。自分が感じた感動を余すことなく他者に伝えられるような上手な話ができるようになりたい。昔と比べて外で遊べるようになり。病気にもかかりにくくなった今でも、私の心の中心を形作っている小説は、きっとこれからも私の特別であり続けるだろう。

(テーマ:特別な存在/コンルリ)

3/22/2024, 12:36:03 PM

#4

友人とバカ話をしている時が1番楽しいと思う。変なことに頭を使って、よく分からない議論を交わす。そうやって友人と「ほんとにバカみたいw」と笑い合う。そんな時間が1番楽しくて、そんなバカみたいな話を真剣に出来る友人がいることがとても嬉しい。ある時は全く主題なども定めずにスピーチをし始めた友人の話を真面目に聞き、「ゲームで負けた時ちょっとイライラするよね」という話から最終的に宇宙にまで規模が拡大したこともあった。私たちが記者のように「こういうことですか?」「本当はこうだったのでは?」と、面白半分で話を付け足しながらツッコむと、「そうかもしれませんね」と全く否定することなくその要素も話に入れてくれる。宇宙規模にまで話が膨れ上がってしまうのはきっとこのせいだろう。定期考査が終わって1度勉強から解放されると、こういうバカ話を無性にしたくなってしまう。なんというか、難しいことは考えずに会話がしたい。会話のキャッチボールが苦手な私でもあまり深く考えずに気楽に話せているのは、それだけこの友人たちを信頼しているからだろう。
変に気を使わず、飾らず、彼らと共に変な議論を交わす。この時間が、私を癒してくれる。「あ〜面白い」「ウチらマジでバカだわw」

『でもこれが1番、ウチららしいよね』

(テーマ:バカみたい/コンルリ)

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