衣替え
もう何回目の衣替えなんだろう
成人した事を機に
一人暮らしを始めた
そう思いながら衣替えの準備をする為に
物置部屋から
冬服が入ったダンボールを取り出した。
衣替えをしながら思い出に浸っていた
子供の頃は親と一緒に衣替えをしていた
「これ着る?」「これはもう要らないでしょ?」
なんて言われながらやってたな
そう思いながら夏服をダンボールにしまい
冬服を出してクローゼットにしまった
夏服が入ったダンボールを物置部屋に片付け
珈琲を淹れ一息ついた
そろそろ実家に電話しよう
思った今日このごろ
声が枯れるまで
「•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*¨*•.¸¸♬︎•*........」
ねぇ
いつまで
貴方に歌を歌い続ければいい?
声が枯れるまで歌い続ければ
いつかはこの声に応えてくれるの?
起きないって事は分かってるよ
だけど私は
貴方が好きだから
貴方がたとえ起きなくても
貴方が夢の中でも迷わないよう
歌い続けさせて?
声が枯れるまで歌い続けるね
始まりはいつも
俺は最近色々と上手くできない。
せっかく憧れの俳優になれたのに、演技がなってないとか、キャラクターの感情が引き出せてないとか、色々言われてメンタルもボロボロだ。
こんな売れない俳優なんていらないもんな。
もう俳優辞めようかな....。
僕は最近上手くいきません。
小説を書くのが好きだから小説家になったのに、売れない。編集者に物語がなってない、こういうストーリーは在り来りすぎてつまらん、とか言われ続けて、心はボロボロになりました。
売れない小説家とかいらないですよね。
もう小説家辞めましょうか....。
俺は暫く休みを取り、ガキの頃よく行ったあの場所に行こうと思った。
「よくアイツと夜家から抜け出して、あの丘で夢を語ったな」と呟きながら夜の町を歩いた。あの丘を目指して。
僕は暫くの間休みを取り、子供の頃よく行ったあの丘に行こうと思いました。
「子供の頃..よく家を抜け出して、あの場所に行き将来について語りましたね。」そんな独り言を漏らしながら、あの丘を目指した。
俺はガキの頃を思い出しながらてっぺんを目指して歩いていたら、向こうから誰か歩いてきた。
《えぇ...。こんな時間に来る人いるのかよ..。》
そんなことを思っていたら、俺のよく知った顔がこっちを見て驚いていた。俺もつい声を出してしまった。「もしかして...Rか!」向こうは俺の声を聞いたら嬉しそうに答えた。
「はい!貴方はSさんですね。」
僕は思い出に浸りながら歩いていたら、向こう側からブツブツと独り言を言っている声が聞こえました。僕は彼の顔見た瞬間あの頃に戻ったような感覚がしました。驚いていると彼は僕に言いました。
「もしかして...Rか!」その声に嬉しそうに答えました。「はい!貴方はSさんですね。」
暫く2人は今どんな事をしているのか、星の輝く丘の上で時間を忘れる程語り合っていました。
「まさかRは小説家になっていたとはな。」
「そういうSさんは憧れの俳優になりましたね。」
「お互い上手くいってないって、仲良しかよ笑」
「いいじゃないですか。僕ららしくて。」
「そうだな。あの頃は夜にここ来て親に怒られたもんな。」
「そうですよね。何してんだって。」
「そういえばRはいつまでここに居るんだ?」
「今日までなんですよね...。ここまで来るのに結構な日数経ってしまいました。」
「お!奇遇だな。俺らってここまで似るか笑」
2人は暫く黙っていましたが、SはRに言いました。
「あのさ!昔みたいにあれやろうぜ!」
最初Rは何を言っているのか分からなかったみたいですが、思い出したようです。
「いいですね!またこの場所で、出会える楽しみを作りましょう!」
2人は子供の頃に戻ったような笑顔で言いました。
「いくぞ!」そうSの合図で2人は言いました。
「始まりはいつもこの場所から!」
そうこの言葉は2人が子供の頃からの合言葉なんです。もしお互いが離れ離れになっても、そしてこの場所でまた2人で会えるように、という意味で作られました。
お互いの帰路に向かって歩み出そうとした時
Sがふと振り返りRの背中に向かって言いました。
「R!今度はもっと上に行ってから会うぜ!
それまでくたばるなよ!」
「はい!Sさんもまた会える日までに
くたばらないでください!」
SとRはまた会える日を目指して、
それぞれの未来歩みだした。
すれ違い
私には好きな人がいる。
私とは真逆の存在の彼。
高身長、陽キャ....。
上げていったらキリが無いぐらい、真逆の人。
いつも移動教室の時に廊下とかですれ違うから、だんだんと目で追っていたりしていた。
告白なんて出来ないけど、いつかはちゃんと面と向かって告白出来ればいい。
彼は今高3だから、卒業するまでに....。
俺には好きな人がいる。
俺とは真逆の人だ。
低身長、陰キャ....。
数え切れないほど、俺と反対の人。
俺がいつも、友達と一緒に移動教室の時にすれ違う。
その子が一人でいて、いつも寂しそうな表情をしているから、だんだんとその子を目で追っていた。
いつかは話をしてみたいけど、話しかける勇気を持っていない自分が嫌いだ。
その子は高2だが、俺は高3。
卒業する前には、その子に話をしてみたい。
卒業する前には....。
「ちゃんと告白しよう。」
「話を聞いてあげよう。」
秋晴れ
僕には好きな人がいる。
僕とは正反対の男の子だ。
僕は真面目で陰キャの男子高校生。
彼は不良(?)で陽キャの男子高校生。
僕はそんな彼に片想いをしている。
僕と彼の出会いは秋晴れの空の下。
僕は学校内の人気の無い木下のベンチに座り、音楽を聴きながら心を休めていた。
《やっぱ、クラスは騒がしいから此処が1番自分らしく居られるな...。》
なんて思い、イヤホンで音楽を流しながら歌っていたら、何処からか誰かがこっちに向かって走ってきた。僕は誰だろうと思ったら、同じクラスの彼だった。彼は僕と目が合った瞬間こっちに来て言った。
「今、生徒指導の先生に追われてんのwちょっとでいいから匿ってくんねw?」僕は少し可哀想な気がして彼を匿うことにした。案の定此処は人気が無いため、生徒指導の先生は来なかった。来ない事を確認できたら僕は彼を呼ぶ。彼はほっとして、僕の隣に座った。「ありがとなwてか、同じクラスの奴だろ?話してみたかったんだよねw」彼はそう言った。僕ってそんな話しかけずらい人なのかと思っていたら、彼は僕の思っている事に気づいたのか笑ってこう言った。「だって休み時間とか話そうとしても、イヤホンしてたり、どっか行っちまうんだよw」僕はそれに納得してしまう自分が情けなかった。
「まぁいいや、それよりさっき歌ってた曲歌ってくれね?俺その曲好きなんだよね」
僕はびっくりした。僕はよく古めの曲を聞く、勿論最近の曲も聞くのだが、昔の曲も嗜む。
それとこの曲を知ってる人がいるとは思わなかった。僕は彼のお願いを聞き、さっきまで歌っていた曲を歌った。
彼は耳を澄まし聞いていた。僕が歌い終わると彼は、まるで子供のように他の曲もと駄々を捏ねていた。彼はいつも格好良いが子供のような幼い感じとのギャプで心を奪われた。
それから僕は、休み時間の度ベンチで彼を待ち歌を歌うというルーティンができた。
彼は彼でいつも校則を守らずに来るが、それがどうしても愛おしいく感じてしまう。
傍から見れば付き合っているように見えるだろう。
僕はそんな彼と付き合いたいが、僕達は男同士だ。
いくら世間に同性愛があっても、気持ち悪がられるだろう。彼もまた僕の事を拒絶するだろう。
だから、僕は彼にこの気持ちを伝えない。伝えてしまえば、今まで築き上げた関係が崩れてしまいそうだから。
今日も今日で彼は僕の隣に座り、僕の歌声を聞いている。そんな彼が愛おしいと思ってしまう僕は、異常なのかな...。
そう思いながら、僕は彼の金色の髪を撫でた。
続き書くかもしれないし、
書かないかもしれません。
※フィクションです。