SHADOW

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《同姓愛をモチーフにした小説です。
苦手な方は飛ばしてください🙇‍♀️》







秋晴れ

僕には好きな人がいる。
僕とは正反対の男の子だ。
僕は真面目で陰キャの男子高校生。
彼は不良(?)で陽キャの男子高校生。
僕はそんな彼に片想いをしている。

僕と彼の出会いは秋晴れの空の下。
僕は学校内の人気の無い木下のベンチに座り、音楽を聴きながら心を休めていた。
《やっぱ、クラスは騒がしいから此処が1番自分らしく居られるな...。》
なんて思い、イヤホンで音楽を流しながら歌っていたら、何処からか誰かがこっちに向かって走ってきた。僕は誰だろうと思ったら、同じクラスの彼だった。彼は僕と目が合った瞬間こっちに来て言った。
「今、生徒指導の先生に追われてんのwちょっとでいいから匿ってくんねw?」僕は少し可哀想な気がして彼を匿うことにした。案の定此処は人気が無いため、生徒指導の先生は来なかった。来ない事を確認できたら僕は彼を呼ぶ。彼はほっとして、僕の隣に座った。「ありがとなwてか、同じクラスの奴だろ?話してみたかったんだよねw」彼はそう言った。僕ってそんな話しかけずらい人なのかと思っていたら、彼は僕の思っている事に気づいたのか笑ってこう言った。「だって休み時間とか話そうとしても、イヤホンしてたり、どっか行っちまうんだよw」僕はそれに納得してしまう自分が情けなかった。
「まぁいいや、それよりさっき歌ってた曲歌ってくれね?俺その曲好きなんだよね」
僕はびっくりした。僕はよく古めの曲を聞く、勿論最近の曲も聞くのだが、昔の曲も嗜む。
それとこの曲を知ってる人がいるとは思わなかった。僕は彼のお願いを聞き、さっきまで歌っていた曲を歌った。
彼は耳を澄まし聞いていた。僕が歌い終わると彼は、まるで子供のように他の曲もと駄々を捏ねていた。彼はいつも格好良いが子供のような幼い感じとのギャプで心を奪われた。

それから僕は、休み時間の度ベンチで彼を待ち歌を歌うというルーティンができた。
彼は彼でいつも校則を守らずに来るが、それがどうしても愛おしいく感じてしまう。
傍から見れば付き合っているように見えるだろう。
僕はそんな彼と付き合いたいが、僕達は男同士だ。
いくら世間に同性愛があっても、気持ち悪がられるだろう。彼もまた僕の事を拒絶するだろう。
だから、僕は彼にこの気持ちを伝えない。伝えてしまえば、今まで築き上げた関係が崩れてしまいそうだから。

今日も今日で彼は僕の隣に座り、僕の歌声を聞いている。そんな彼が愛おしいと思ってしまう僕は、異常なのかな...。
そう思いながら、僕は彼の金色の髪を撫でた。











続き書くかもしれないし、
書かないかもしれません。
※フィクションです。
《初め同性愛を書きました。変なところがあるかもしれませんが、気にしないでください🙇‍♀️》

10/18/2023, 11:31:04 AM