もしも世界が終わるなら
もしも世界が終わるなら。
君に伝えたい事があるんだ。
ずっと君の側にいた。
俺と君は親友で、
そして、ライバルで。
だけど俺は、
君のその横顔に、
心を奪われていたんだ。
君に近付きたいけど、
親友という名の足枷が、
俺を縛り付ける。
こんな俺の気持ちには、
君は全く気が付かず、
その初夏の太陽の様な、
眩しい微笑みを、
俺に向けるんだ。
だから、俺は、
君への想いを、
心の奥に押し込めて、
哀しく微笑み返す事しか、
出来ないんだ。
もしも世界が終わるなら。
君に伝えたい事があるんだ。
だけど。今はまだ…。
この想いは、
俺の胸の中で、
眠らせておくよ。
答えは、まだ
ねぇ。君はまだ、
私との想い出を、
覚えてくれてるのかな?
君が私の前から、
去って行っても。
私は君の温もりの欠片を、
何度も拾い集め、
抱き締め続けてる。
もう一度。
私に微笑んで欲しい。
君を抱き締め、
君の温もりと眠りたい。
あの日からずっと、
抱えていた想い。
独りで抱える続けるには、
余りに重くて、哀しくて。
だから。
この、私の想いを、
言の葉にそっと載せて、
君の下に送ってみる。
だけど。
答えは、まだ…
戻らない。
お前はまだ、
私との想い出を、
覚えて居るのか。
私はお前の前から、
立ち去っても、
私はお前の面影の欠片を、
この罅割れた心の中に、
抱え続けていたんだ。
もう一度。
私の隣で笑って欲しい。
君の温もりに包まれ、
腕の中で眠りに就きたい。
あの日からずっと、
抱えていた想い。
誰にも告げず、
痛みも独りで抱え続ける。
そして、
私に届けられた、
お前の未練に、
私の後悔が混ざり、
想いが絡まり、渦を巻く。
だが
答えは、まだ…
返せない。
センチメンタル・ジャーニー
君と見上げる月...🌙
社会は酷く残酷で、
容赦無く、異物を排除する。
こんな醜い世の中では、
君の優しさは、
異形でしかなかったんだ。
君の美しい心は、
無惨に罅割れ、
君の清らかな魂は、
傷だらけになっていく。
もう。これ以上、
我慢する必要はない。
だから、最期に、
君が憧れていた、
月を見に行こう。
君と見上げる月。
あんなに見たいと願った、
この風景なのに、
何故か酷く哀しくて。
細く儚い三日月が、
消えてしまいそうに、
見えるのは、
私の涙の所為なのか。
寄り添う君の温もりが、
まだこの世に居る証。
最期の希望に縋る様に、
そっと君の手を握る。
残酷な世間は、
私達を排除したが、
月だけは、こんな私達を、
赦してくれる気がする。
だから…。
この世から立ち去り、
君とふたり、彼方で、
幸せに笑おう。
向こうの空にも、
美しい月が浮かぶだろうから。