霜月 朔(創作)

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答えは、まだ



ねぇ。君はまだ、
私との想い出を、
覚えてくれてるのかな?

君が私の前から、
去って行っても。
私は君の温もりの欠片を、
何度も拾い集め、
抱き締め続けてる。

もう一度。
私に微笑んで欲しい。
君を抱き締め、
君の温もりと眠りたい。

あの日からずっと、
抱えていた想い。
独りで抱える続けるには、
余りに重くて、哀しくて。

だから。
この、私の想いを、
言の葉にそっと載せて、
君の下に送ってみる。

だけど。
答えは、まだ…
戻らない。



お前はまだ、
私との想い出を、
覚えて居るのか。

私はお前の前から、
立ち去っても、
私はお前の面影の欠片を、
この罅割れた心の中に、
抱え続けていたんだ。

もう一度。
私の隣で笑って欲しい。
君の温もりに包まれ、
腕の中で眠りに就きたい。

あの日からずっと、
抱えていた想い。
誰にも告げず、
痛みも独りで抱え続ける。

そして、
私に届けられた、
お前の未練に、
私の後悔が混ざり、
想いが絡まり、渦を巻く。

だが
答えは、まだ…
返せない。

9/17/2025, 6:29:18 AM