霜月 朔(創作)

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9/17/2025, 6:29:18 AM

答えは、まだ



ねぇ。君はまだ、
私との想い出を、
覚えてくれてるのかな?

君が私の前から、
去って行っても。
私は君の温もりの欠片を、
何度も拾い集め、
抱き締め続けてる。

もう一度。
私に微笑んで欲しい。
君を抱き締め、
君の温もりと眠りたい。

あの日からずっと、
抱えていた想い。
独りで抱える続けるには、
余りに重くて、哀しくて。

だから。
この、私の想いを、
言の葉にそっと載せて、
君の下に送ってみる。

だけど。
答えは、まだ…
戻らない。



お前はまだ、
私との想い出を、
覚えて居るのか。

私はお前の前から、
立ち去っても、
私はお前の面影の欠片を、
この罅割れた心の中に、
抱え続けていたんだ。

もう一度。
私の隣で笑って欲しい。
君の温もりに包まれ、
腕の中で眠りに就きたい。

あの日からずっと、
抱えていた想い。
誰にも告げず、
痛みも独りで抱え続ける。

そして、
私に届けられた、
お前の未練に、
私の後悔が混ざり、
想いが絡まり、渦を巻く。

だが
答えは、まだ…
返せない。

9/16/2025, 8:30:03 AM

センチメンタル・ジャーニー

9/15/2025, 7:53:13 AM

君と見上げる月...🌙


社会は酷く残酷で、
容赦無く、異物を排除する。
こんな醜い世の中では、
君の優しさは、
異形でしかなかったんだ。

君の美しい心は、
無惨に罅割れ、
君の清らかな魂は、
傷だらけになっていく。

もう。これ以上、
我慢する必要はない。
だから、最期に、
君が憧れていた、
月を見に行こう。

君と見上げる月。
あんなに見たいと願った、
この風景なのに、
何故か酷く哀しくて。

細く儚い三日月が、
消えてしまいそうに、
見えるのは、
私の涙の所為なのか。

寄り添う君の温もりが、
まだこの世に居る証。
最期の希望に縋る様に、
そっと君の手を握る。

残酷な世間は、
私達を排除したが、
月だけは、こんな私達を、
赦してくれる気がする。

だから…。

この世から立ち去り、
君とふたり、彼方で、
幸せに笑おう。
向こうの空にも、
美しい月が浮かぶだろうから。

9/14/2025, 7:31:12 AM

空白




空は高く青く、
少しだけ涼しくなった風が、
草を葉を、揺らしてゆく。

お前と居た頃は、
美しいと思った、
季節の移ろいも、
今はまるで心に響かない。

お前がこの世を去って。
俺の感動も感情も、
全て空白。

俺の身体は、
ただ、心臓が動いているだけの、
マネキンのよう。

お前が生きていない、
この世に、独りきりで、
生きていたって意味はない。

全て、空白。
心も魂も、空っぽのまま、
只、無為な時を過ごしている。

空白。
何処までも、空白。

俺の魂は、空白のまま、
この世を彷徨っている。

9/13/2025, 6:58:29 AM

台風が過ぎ去って

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