ある本から学んだ話だ…
人は、苦しい時の神頼みをする
神社に行ったり、祈祷に行ったり…
辛い時ほど何かにすがりたいのは
ごく自然な事ではあるが…
この本から学んだ「神様」とは神仏では
ない…
私たちが今生きている、土地·水·空·宇宙
などの森羅万象全てが神だと言うのだ
だから、朝起きて太陽に当たり、水を飲み
外に出て土地を歩き、草花や木など
身の回りにある自分では作っていない物
全てを神様だと思い感謝する事を忘れないで生きなさいと書いている
時間も場所もましてや経を唱えなくても
「ありがとうございます」と言う感謝を
忘れない事が一番大切だと教えてくれた
よく考えると、人が作った経を唱え
人が作った仏像に手を合わせたって
結局、誰かが作ったに過ぎない
そして、そこには大体金銭が発生する…
人が作れない物…「星に願って」ではなく
広い宇宙に感謝をして空を見上げてみたら
少し気持ちも安らぐかもしれない…
やはり、自然全てが神様だと私は思う。
父が亡くなったのは約15年前…
毎朝の散歩に出たきり、生きて帰って
来なかった……歩きながらの突然の別れ
同い年の母は気丈な人で、取り乱す事なく
淡々と葬儀に向かって動いていた…
ただ……自分が経験してわかった事は
あまりに衝撃的な突然の別れは、夢を
みているようで感情がフリーズしてしまう
多分、母も悲しむ余裕もなく時間に流されていたに違いない……
父の四十九日が終わり、しばらくたった
春先に私は母を温泉に連れ出した
母娘して温泉に入ったのは学生以来で
すでに70代半ばに差し掛かっていた母の
裸を目にするのは本当に久しぶりだった
山間の静かな保養施設の温泉は、私たち
母娘の貸切となり、流すお湯の音と時折
鳴る物の当たる音だけ……
まだ、日が落ちる夕暮れ時にふと視線を
上げた先には、母(君)の背中……
「こんなに華奢で弱々しかったかな…」
たるんだ背中…お尻…細くなった足…
あきらかに老人となった母親の後ろ姿が
今もはっきりと目に焼き付いている
正直……現実に戸惑ってしまったのだ
あの時から、心に誓った……
今度は、私が守る番だと…世話も掛けず
旅立った父の分も一緒に、最後まで
必ず私は貴方(母)のそばにいて守る…と
長い時間が過ぎた今も……
私の気持ちは一層母に寄り添っている
毎日…毎日忙し過ぎて…
このまま全部投げ出して…逃げられる
ものなら、どこか「遠く」へ逃げ出したい
………なんて、皆考えた事…あるでしょ
私は……あります。
頑張って…頑張って、必死にやってるのに
何故か報われない…なんで??
後少し、もうちょっと頑張ればきっと
楽になれる……大丈夫……絶対に…
けど、現実はそう上手く変わっては
くれず、苦労の波は次々とやってくる
「人は、痛みを知った方が魅力的になって
人間の器もデカくなって良いんだよ」
何だか、天からお尻を叩かれているような
エールが度々届いている気もするが…
苦労も10年近くなればそろそろ休みも
もらいたいもんだ……ねっ…聞いてますw
墓場まで持って行く……秘密
あるよ………
まず………娘には言えない
聞いたら………ドン引きされる
娘の父親と出会ったのは10代
半世紀も過ぎた今……
そりゃ、色々あったよ……
女だもの………誘惑もあった
曲がりくねり落ちそうになって
また戻り……
母親でもなく…妻でもなく……
一瞬………女に戻った時間
全部、理性を失わなかっただけ
まだ救いがあった……
言い訳だね………馬鹿だった
けど……人生勉強にはなった
「誰も知らない秘密」
ず〜っと、抱えて生きて行こう
私のプラトニック…ラブ
私が住んでいる場所は
南国と言われる地域なので
真冬に雪が降っても数回…
今も寒波が来ているらしく
ここ2〜3日は数cm雪が積もっては
溶けてを繰り返している
南国育ちは雪に慣れていないので
一面が銀世界になると、ワクワクと
同時に恐怖心も生まれてしまう
……車の音がしない……
【静かな夜明けだ】
今日は大丈夫だろうか…
恐る恐るカーテンを開ける
良かった〜動けそうな1日の始まり
ホント、北国の人が見たら多分笑うww