みかんの思い出は小学生の頃…
冬になると、どこの家も箱買いが
当たり前で、安価で甘くとっても
美味しかった…
おやつと言えばみかんばかり食べて
気がついたら、1日に10個は当たり前
母親に叱られながらも、目を盗んでは
みかんを食べた
そのうちに、あまりにみかんばっかり
食べるので段々と手の平と足の裏が
みかん色みたいに黃色に変わっていく
「ほら!食べ過ぎるから手足が真っ黄色になってきたじゃろ、このおバカが…」と
一歩間違えれば、黄疸と勘違いされる
域にまで達して親は呆れるばかり…
当時は、みかんは庶民の味方でいくら
でも食べられたから、こんな珍事も起きた
けれど、今は物価高もマックス…
何もかもが高いから、みかんもたまに
一つ、二つが精一杯だ…
手足の色が変わるくらい食べ放題だった
あの時代、世の中も活気があって
ホントに良い時代だった。
自分に、冬休みがある時代は
クリスマスイブから始まって
お正月にお年玉におせちと
次々とイベントが目白押しで
何とも楽しい冬休みだったが…
立場が変わると冬休みはただ
ひたすらに忙しく、掃除、洗濯、
料理と片付けても頑張っても
次から次へと、子供の世話に
追われる日々だ…
やっと、一段落してホッとしたいと
細やかな願いも、ケンカや、小競合いで
うるさくて、イヤホンをつけようが、
ボリュームを上げようが
ほとんどは、外野の音にかきけされて
何を言ってるかもよくわからない
今の冬休みは私にとって、修行か
はたまた苦行かのいずれでしかない。
人生は、一分一秒を目まぐるしく
変化しながら生きて行く事
良い事、悪い事、沢山の経験を
積み上げながら自分の道を切り開いて
行く…
チャンスが来たら、立ち止まらず
しっかり掴みとること
どんなに大変でも、変えよう
いや、変わろうとする強い意志が
消えなければ、必ず変われる
変わらない事はない…絶対に。
兄貴の親友に恋した事がある
けれど、一回振られていた
彼女は居なかったけれど…
返事はアッサリしたもんだった…
「親友の妹には手は出せないよ」
ていの良い断り文句か…
ホントに親友と親友の妹を
天秤にかけた冷静な答えだったのか?
未だに本心は闇の中だ…
まあ、どんな理由であろうと
振られた事には変わりない
クリスマスの日…
親友(彼)は兄貴の部屋で楽しく
過す計画を立てたようだ…
壁1枚挟んで大好きだった彼がいる
私の部屋は真隣だった…
時々、笑い声が聞こえてくる
壁際に耳を付けて、隣にいる彼を
感じる…
「ちょっと、ストーカーみたいな
行動はおやめなさい…」
どこからか、こんな声が聞こえて
きそうな、怪しいクリスマスの夜を
過した、はかない私の思い出である…
深夜2時……娘が泣いている
「どうしたの?なんで泣いてるの?」
「サンタさんが来てない…」と娘
えっ…………やってしまった
あ〜…一緒に寝ちゃったよ〜…
ボ〜っとした眠気が一気に覚めた
「大丈夫よ…まだ、朝まで時間あるし
ねっ、ちゃんと寝ないとサンタさん
来ないよ」
ずっと泣いている娘を必死でなだめ
再度寝かしつける事にしたが…
……30分経過…「サンタさん来た?」
「まだ、寝てないの…早く寝なさい」
このやり取りは結局、朝の5時過ぎまで
続いた…
押入れに隠してあるプレゼントを
取りに行こうとすると、興奮して目を
覚まし…「サンタさんは…」と聞いてくる
やらかした私は一晩中睡魔と戦い
どうにかプレゼントを置かねばならず
やっと娘の寝息が聞こえたのは
もうすぐ夜が明ける前だった
あ〜…やっと寝た…
しかし、時期に起きる時間が迫っている
年1回の大事なミッションで寝落ちした
私の失態だが…キツかったなぁ
ホント、子供に夢を与え続けるのは
大人の忍耐と愛情の賜物だ…
そして、今日のイブの夜は…
娘が、サンタクロースに変身し
ミッションを遂行する
娘よ…寝落ちせず頑張って夢を
与えてあげてね。