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8/5/2023, 5:34:02 AM

不思議。
あなたと一緒にいたら、つまらないことでも面白く感じてしまうの。いつも見ている世界がきらきらして、何だかこっちまでわくわくして、…そして、私も優しくなれるの。
でもあなたがいなくなったら、これは全部まやかしだったのねって、気づいたの。
つまらなく、なっちゃったの。

8/1/2023, 4:31:56 AM

たとえ、身も心も任せてしまう方が幸せだったとしても、私は簡単に心だけは渡したくない。
いつどんな時でも、誇り高く生きていきたいもの。
それが難しいのなら、一生一人でいい。

7/28/2023, 2:00:11 PM

気分の上がる囃子の音。
あちらこちらで見える笑顔。
華やかに咲く浴衣の花。
少し特別のように感じる夜。けれども帳が降りて空が濃く染まると、明るい喧騒が嘘のようにさあっとなくなる。そして残されるのは、寂しいと思う自分と、秋にむけて大人になっていく自分。
消えてしまう。お祭りが、夏の夢が、泡のように、消えてしまう。

7/26/2023, 11:50:52 AM

「これからそういうことは絶対にやらないで!」
一度、親友に本気で怒られたことがある。いつも二人でにこにこ笑っていたから、びっくりした。
バスの回数券を買うお金が足りないとぼやいていた親友に、千円分の回数券を渡したのだ。私の通学手段は普段バスだけど、親の送迎に切り替えることも可能だし、最悪30分ぐらい歩けば帰れる。だから後日千円分返してきた親友にそう言って「大丈夫だから気にしないで」と言ったら、怒られた。
「君が私を思ってやってくれるのは嬉しいけど、その分君が大変な思いをしたら、私は全然嬉しくないよ。それに、君がそうしたいって思う分私も君にそうしたいって思うからね!」
親友が、ちょっぴりたくましく見えた。

7/26/2023, 10:01:38 AM

何も知らなかったの。
貴方が死んでしまったことも、死んでもいいと思えるぐらい覚悟していたことも。
鳥籠の中でずっと考えていたの。私は、貴方に何かしてあげられなかったかしら。未来を変えられなかったのかしら。
でも無理ね。だって私は鳥籠の中だもの。
そうやって諦めるのは慣れていたのに、どうしても涙が止まらなかったの。
心にぽっかり、穴が開いちゃった。

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