1年前。ちょうどプツンと切れてしまいそうな時だったね。些細なことでイライラして、「皆がすごいんだ」って自分を誤魔化すことで置いていかれた苦しみを見ないふりしてたよね。
でも一人になった時涙が出てきて、私は辛いんだってようやく自覚できたよね。
大丈夫。まだやっていけるよ。その後ちゃんと立ち上がり直したあなたを、私は知っているから。
最初は、ただの幼い憧れ、みたいなものだったのに。
いつの間にか、貴方を見る度に胸が痛むようになってしまった。
友達はそんな私を見て「もう見なかったら」と心配してくれるのに、気がつくとまた貴方を見つけようと探している私がいた。
あれからもう4年が経って、そこにはいるわけがないって思ってたのに。もう夢は見ないと決めたのに。
どうしてそこにいるの。昨日も一昨日も、何ならここ3ヶ月いなかったじゃない。
きっと私の顔は、泣きそうな歪んだ顔になっているだろう。
そういえば今日の日付は…4年前のあの日と一緒。じゃあ"今日"は初恋の日なのね。
祝日かしら。祝日だったら、良かったのにね。
明日世界が終わるのなら、大好きなものを愛し、大好きなことをしよう。
食べたいと思っていたあのお菓子を食べたいな。その後は好きな動画を見て笑って、それを見たら今度はずっと会えなかったあの子と電話をしよう。
そして最後には、大好きな人と、お互いの好きな人が更新されないまま一緒に死ねることを喜ぼう。永遠に思い続けるまま眠れることに感動しよう。
君と出会って、私は前よりも自分を卑下しなくなりました。では自分は小説やドラマでいう主人公なのかと問われれば、「分からない」という答えになるのでまだまだですが。
君と出会って、僕は久しぶりの"好き"という感情を自覚できました。今まで長い間、ずっと芽生えてこなかったのに、君と一緒にいないと寂しく思うようになりました。そういう風に言ったら、君は「人肌が恋しいのか?とかじゃなくて、"好き"って気持ちなるの?」と不思議そうな顔をしてましたが。
"好き"を諦めた私と"好き"を忘れていた僕が出会って、一つだけ分かったことがあります。
君を目の前にして、ただただ心からの甘くて優しくてほんのちょっぴり苦いものが溢れてしまうのです。
生きる意味とは、生きている間に必要なものなのだろうか。
もちろん歳を重ねて数十年と生きていれば、色々なことを考えられるようになって答えを見つけられるかもしれない。でも十数年ぽっちしか生きていない"今"を生きるので精一杯な私に、それは見つけられるのか。
まだまだ知らないこともたくさんある。そんな私が簡単に生きる意味をつくったら、それがなくなったとき私はどうするのだろうか。その先の人生の方が長いのに。