何も知らなかったの。貴方が死んでしまったことも、死んでもいいと思えるぐらい覚悟していたことも。鳥籠の中でずっと考えていたの。私は、貴方に何かしてあげられなかったかしら。未来を変えられなかったのかしら。でも無理ね。だって私は鳥籠の中だもの。そうやって諦めるのは慣れていたのに、どうしても涙が止まらなかったの。心にぽっかり、穴が開いちゃった。
7/26/2023, 10:01:38 AM