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6/3/2023, 11:23:41 AM

ねえ見て、窓から見える朝焼けが本当に綺麗。空が燃えてるみたいね。
もし、貴方と私が健全な関係だったら、それか"恋人"という関係だったら、私は心の底からの笑顔でそう言うと思う。でも貴方は向こうを向いて寝ているから、浮かんだ言葉は、胸の中で苦さを残して溶けていった。
布団から出ている腕と肩が、心なしか寒い。
いつから、貴方をこんなふうに思うようになったんだろう。知ってるのよ、貴方には、可愛くて守ってあげたくなるような相手がいるんだって。絶対に貴方には堕ちないって、私自信があったのよ。
なのに、どうして?慰めてもらうだけのつもりだったのに、いつの間にか身体の関係になって、いつの間にか苦しくなってしまった。
こうして身体を重ねた早朝に、そっと涙を零しても貴方は気づいてくれない。ああ、私ってそれだけの存在なのねって実感する。
もうやめたいわ。でもできなくて、だから結局私は泣くばかりなのね。こうなるならもっと、ちゃんとした失恋が良かったわ。
なんて、貴方を引っかけた私が言うことじゃあないわね。

6/2/2023, 12:11:03 PM

生きることは、みんな苦しいことだけれど。
ちゃんとしなきゃいけないのは、分かっているけれど。
ただ、幸せな気持ちでいたいだけなのです。
この世は苦しいだけじゃないと、日々信じていたいだけなのです。
だから、時々弱くなってしまうのを、許してください。
これが私に伝えたい私の正直な気持ちです。

6/1/2023, 12:25:39 PM

お経が木魚のリズムに乗ってするすると体を通り抜ける。遠くで雨が降っている音がした。そういえば、外に見事な紫陽花が咲いていた。
「知ってる?雨が止まないですねってもう少しあなたといたいっていう意味なんだって!月が綺麗ですねみたいなやつだよ!」
そうきらきらした笑顔で言っていた親友は、今棺に横たえられている。
私は恋愛とか興味なかったけど、あの子はずっと「彼氏がほしい!!!」と言い続けていた。それだけじゃなくて、小さなことでもころころ表情を変えたりするところとか、どんな時でも明るいところとか。
ああ、この子は何だかきらきらしてて見てて飽きないなあと思っていた。
別に私は、あの子みたいに人を明るくできる元気はないし、寧ろ根暗だから呆れる部分もあったけど。
雨が、止まないですね。
つい、呟いてしまった。

5/31/2023, 11:01:59 AM

髪の毛がぐりんぐりんになっている君。寝癖を家で直したのに、登校中に雨に降られたからうねっちゃったって嘆いてる。
私だってうねっちゃったわ。けどさっきうねりが目立たないように縛ったのよ。いつもは下ろしてるけど。
低気圧で頭痛がするって頭をマッサージする君。もっと丁寧にマッサージした方が良いわ。私、得意なのよ。
…ラッキー!!って、付き合ってる子の傘に入る君。良かったわね。
ねえ、気づいてる?私、ほんとのほんとは、ちゃんと言いたかったのよ。天気とか、どうでもいい話とかしないで、言いたかったのよ。
なんて、ね。

5/30/2023, 11:05:11 AM

走る。
走って走って、走り続ける。きっとこの先に、希望があるかもしれない、あってほしいと祈りながら。
後ろの絶望から逃げるように、恐怖を息とともに吐き出しながら、不安定な道をひた走る。
そうして遂に孤独になっても、私は走るのを止められない。迫ってくる絶望を見ないふりして、安定した道で歩くこともできるけど、絶望の存在を知ってしまったら、もう知らんぷりはできないから。
絶対に、希望の道を見つけるの。

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