今年のイルミネーションは好きな人と見に行く。
服はセーターを着る。
寒いってこともあるけど、やっぱり好きな人には
可愛く見られたいから。
可愛いって言ってくれたらいいな。
題名:セーター
匿名。は行く相手がいませんし、
好きな人もいません...!
キャンドル
少し早めだがそろそろクリスマスということもあり、家に色々と飾っていく。
クリスマスツリーやリース、小さいサンタさんやトナカイの飾り物、雰囲気作りのためにLEDライトやスノードームまで買った。
一応これで全てのはずが、何か足りない...
何かないかと街に出て小物屋さんを見る。
「無いか...諦めようかな。」
と、私はぽつりと呟いた。
そんな私に「私はここにいるよ」と言っているようなひとつのキャンドルがあった。
そのキャンドルはクリスマスに相応しい、美しく、そしてどこか儚く、雪を連想させるキャンドルだった。
ついつい見惚れてしまい長居していると、店員さんに少し引かれてしまった。
まあ、買うからいいか。
「すいません、これお願いします。」
と言い、レジに出す。キャンドルにしては高かったが、そのくらいの価値があるのだろうと思った。
「あれ...こんな品うちにあったっけ?」
と店員さんが小さく呟いた。
新しく仕入れたもの?それとも、私の為に出てきてくれたのかな?
と変な妄想をしながらも私はキャンドルを家に持ち帰った。
キャンドルを飾ってみると、足りなかったものが付け足されてとても満足した。
今年のクリスマスも、充分楽しめそうです。
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あなたといるとつらいこともリセットされる。
あなたといるとふしぎなことがたくさんある。
あなたといると たくさんのしあわせを感じられる。
はなればなれになんてならないよ。
はなればなれになったらもういちどさがすから。
題名:はなればなれ
今年の秋は夏のように暑くて。
けれど最近は秋風を感じる。
冬が段々と近付いてくる。
こう感じられるのは、思えるのは、秋風のおかげ。
題名:秋風
また会いましょう
あなたと出会ったのは10年前。
人が怖かった私に、優しく声をかけてくれた。
けれど彼女は昨夜通り魔に刺されて亡くなった。
今朝ニュースを見たのだ。
「最後の力を振り絞ってバッグから紙とペンを取り出して書いた手紙には、こう書いていた。」
とアナウンサー。私は真剣にテレビをじっと見ていた。
手紙の内容をアナウンサーが読む。
私の大切な親友へ
ごめんね。私、先に旅立っちゃうかも。
あなたのことを守るって決めてたのに、
もう守れなくなっちゃった。
こんなことで守れなくなっちゃうとか、
情けないね。
ごめんね。
私、あなたを守れなかったことが未練になって
幽霊になるかもしれない。その時は、
私があなたを隣で守ってあげるから。
来世で、また会いましょう。
という内容だった。
涙が溢れてきて、私は泣き叫んだ。
そして、泣きながらも声に出してこう言った。
「うん、うん。絶対守ってね。約束だから!
また会いましょう!絶対見つけ出すから!」
と。
"また会いましょう。私の大好きな親友。"
───────フィクション───────