箱庭メリィ

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4/24/2026, 2:54:54 PM

ひとつ、一日一回鏡を見ること
ひとつ、一日一回笑顔を作ること
ひとつ、大好きと言ってあげること
ひとつ、自分を大切にしてあげること

自分で自分を傷つけても、炎症を起こすだけ。
どうせ他人に傷つけられるのだから、自分だけでも自分を大切に。

なんて綺麗事、出来れば苦労はしないのだ。
そう簡単な話ではない。

4/24『ルール』



『今日は雲ひとつない晴天、快晴でしょう!』

と、言わんばかりに始まった一日だったのに……。

いつの間にか雨模様。
あれ?わたし、いつ傷つけられた?

知らぬ間に、たくさんのかすり傷。


4/23『今日の心模様』



「俺が人間を好きになる?はっ、ありえないね」

と、笑っていたのはいつだっただろうか。
あの時飲んでいた酒の味は、今はもうわからない。

「あの娘か?」
「ああ。神の端くれの俺がまさか人間の娘を気に入るとはね」
「恋だと素直に認めればよかろう」
「恋か?これが?」

木の上で烏天狗と想いを寄せる娘のいる村を見下ろした。

神が人の子を好きになる。
たとえそれが間違いだったとしても、始まってしまった想いはもう止められないのだ。


4/22『たとえ間違いだったとしても』


ぽたり、ぽたりと先端から雫がこぼれる。
ぽちゃりぽちゃりと雫が落ちる。
落ちた先には、水たまり。

水たまりには、私が欠けた想いのかたまり。

ああ、なんで好きになっちゃったんだろう。


4/21『雫』


「早く! 次は?」
「待って、まだ……」

早く早くと誘われる次のこと。
私は息を大きく吸って吐いて、次に備えた。

もう私は力になれないかもしれない。
早く寝転がりたい。
もう限界だ。

「早く! ほら行っちゃう!」

娘に次の皿を取れと促された。
私は溢れそうになる口を何とか閉じて、レーンの上の皿を取った。

5皿で一回くじが引けるというシステムの回転寿司。
娘と妻は早々にお腹いっぱいと手を合わせたが、くじはしたいと娘が駄々をこねた。

「う、うう……」

膨れる腹を撫でながら、私はまぐろを口に押し込んだ。


食事が終わったあと、いつものようにコンビニでデザートを買おうという話になった。
私が食べている間に腹ごなしになったのか、妻と娘は嬉々として自動ドアをくぐっている。

「パパー、パパは何にするの?」
「もう、何もいらない」


4/20『何もいらない』



もしも未来を見られるのなら――
君の隣に僕がいるのかを確かめたい。

もしも隣にいなかったなら、
これから頑張るから、覚悟しててね?


4/19『もしも未来を見れるなら』


溜めに溜めてしまったのでちょっとずつ。

4/18/2026, 1:49:26 PM

なにもない。
なにもないと思っているから、なにもない。

ここにはソファもドアも窓もなにもない。
誰かを思わせる存在すらも。
ぼくも?ぼく?ぼくはだれ?

手を見てみた。
手とはなんなのか?広げてみたそれは、そこにあることはわかるものの、何があるのかわからない。

それもそうだ。
色すらない世界なのだから。
ぼくがぼくとしてここにあるだけで、ほかにはなにもない、そんな世界なのだから。

ぼく?ぼくは、なに?
どうしてここにあるの?


4/18『無色の世界』


「ねぇ、花見、花見行こうよ!」
「ああ、その内な」
「その内って、桜なんてすぐ散っちゃうんだよ!?」
「ああ、はいはい」

開花宣言が出てからずっと言っていた口約束。
毎年行っていたあいつとの花見。
その内、その内にと言っている内に、1週間が経った。
桜はとっくに葉桜混じりになり、花見もかろうじて出来るだろうかという頃。

「なぁ、花見だけどよ」
「ごめん、転勤が決まって、その準備で忙しいの」

ブツンと無情に切られた通話。
窓の外でははらはらと残り少ない花弁が散っていた。

それからあいつと花見をすることはなかった。
あれが最後のチャンスだったのだ。


4/17『桜散る』


公園に子どもを遊ばせに来ていたら、近所の小学生だろうか、女の子たちの会話が聞こえた。

「私、大きくなったらドレスを着るのが夢なの」
「お嫁さんになりたいの?」
「ちがうの。真っ赤なドレスを着たいの!」
「まっかな?」
「そう、真っ赤な」
「結婚式で着るの?」
「ううん、結婚式じゃないの」
「じゃあ何で着るの?」
「別に何でもない時に着るの!いつでも好きな時に着れるの!真っ赤なドレス。それが私の夢!」
「ふーん。叶うといいね!」

キャッキャと笑い合いながら、彼女たちは公園を出ていった。

(まぶしいなぁ。あんな頃が私にもあったなぁ)


4/16『夢見る心』



「やめて、お願い……。もうやめて……」

今にも泣きそうな声で懇願するが、相手には届かない。
聞く耳を持っているのかいないのか、名前を呼べば反応するが、すぐにまた再開してしまう。

「お願い……。もう片付けるのもいやなの」

やめさせようと手を伸ばしても、手を払われるか泣き叫ばれるので無碍に出来ない。

「ねぇ、お願い……」

床に手をつき懇願するママの声は、赤子には届かない。
延々とティッシュを引き抜き、周囲に散らす楽しさに夢中なのだ。


4/15『届かぬ想い』



神様へ

あんたが俺の大先輩だか上司なんだか知らないけどさ。
もしそんな存在だって言うなら、今すぐあの人を俺にくれない?

あんたよりも誰よりも大切で、誰にも渡したくないんだよ

4/14『神様へ』

4/13/2026, 3:52:59 PM

「本日は一日快晴が続くでしょう」

朝、天気予報で見たお天気キャスターの声が脳内で思い出された。

彼氏――元彼の家からの足取りは軽かった。

(ようやく別れられた!)

優しい人ではあった。
優しすぎる人。優しすぎてつまらない人。

別れる難点を挙げればそうなるのだろう。
結婚するにはいい人だったのかもしれない。
でも、もっと細やかな、言葉にするのも些細なあれやこれやが、私にはもう耐えられなかった。

(別れる理由?私が嫌になったから)

別れの言葉を告げた時、結構渋られたが、最終的には頷いてくれた。
そういうところも、嫌な理由のひとつだったよ。

(ああ、スッキリした!)

雲ひとつない空が祝福してくれているようだった。


4/13『快晴』



景色が揺れている。
進みはしない。
誰だったか、ゆあんゆよんと表現した。

僕はブランコに乗っている。
晴れた空。
このままこいで、遠くへいけたらいいのに。

その思いを乗せて、遠くの空へ届くように靴を飛ばした。


4/12『遠くの空へ』


突然の知らせ。
思わずすべての情報がシャットダウンされた。
何も聞こえない。
何も口にすることができない。
この気持ちをなんて言ったらいいのだろう。
言葉なんて出ない。

きみがなくなった。


4/11『言葉にできない』

4/10/2026, 2:00:57 PM

散る桜。
満開から涙のようにはらりはらりと散っていく桜。

春の始まりを告げる桜が終わりを迎えようとする頃、私たちは花見に来た。

ちょっと奮発して、小門堂の可愛い一口サイズの大福を何種類かと三色団子を準備して。
水筒に緑茶を淹れて、レジャーシートを広げて。

シートを広げる最中、はらりはらりと桜が舞い落ちてきた。始める前に花見が出来てしまった。

散ってきた花びらをさっと払って、私たちはシートのうえに座り込んだ。

さて本番はこれからだ。
花より団子のお花見の開始だ。


4/10『春爛漫』


あなたのことを知っている。
あなたのことを思っている。
あなたのことを待っている。

誰よりも、ずっと。

人間じゃ、ないけれど。
僕だって、誰よりもマスターを想っている。
スマートフォンの中からずっと。

4/9『誰よりも、ずっと』


付き合って6年。
明日から関係が変わる。

白い衣服で誓いあった、新たな関係。

「夫婦になることを誓います」

これからもよろしく。
ずっと隣で笑い合っていられますように。


4/8『これからも、ずっと』



青から赤に変わるグラデーションの夕景が、私の心模様そのものみたいだ。

告白して1週間待ったのに、「彼女がいるから」と断られた。
彼女がいるなら、告白したその日に断ってくれればよかったのでは?
舐められているようで悔し涙が出た。

とろりとろりと夕日が沈んでいく。
あれは燃え溶けた私の恋心だ。

4/7『沈む夕日』



君の目を見つめると、息ができなくなる。
その赤い瞳に射抜かれると、顔が同じ色になってしまう。
私のすべてを見抜かれてしまうようで、本当は目も合わせたくない。

けれど、抗えない。
その宝石のような瞳を見つめたいと思うことに、


4/6『君の目を見つめると』

4/6/2026, 9:34:13 AM

屋根の上に登り星空の下で
明日の平和を願う

明日こそ
お父さんとお母さんがケンカしませんように


4/5『星空の下で』

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