夢路 泡ノ介

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9/10/2024, 11:55:27 PM

側にあったものが忽然と失せ、
身近な誰かが、ふと風となり、
やってくる感情に郷愁が混じった寂寥を覚える。
明け暮れ、やがては日常に引き戻されていき、
慣れという、時間への麻痺に再び縛られる。

いつでもいいや——
風船のように膨らんだその心は、
爆ぜた瞬間から、永遠に遠のくものに思いを募らせるのだ。

【喪失感】

***

久々に綴りました。
みんな元気にしてたかな?

3/23/2024, 4:12:47 AM

苦笑をこぼす。
嘘を本当のことのように言って、友達を笑わせて、
自分で言ったことに自分でも笑ってしまった。
それが楽しくてたまらなかった。
それくらい、あの瞬間が愛おしかった。
許される小さな愚行とは気持ちいいものだ。
こうでしか笑わせられない自分を愚かしく思うほどに。
私は思わず視線を、俯かせた。

【バカみたい】

3/21/2024, 12:51:23 AM

その目で私を見つめたあの時、
その手を私に触れたあの瞬間、
私は初めて、醒めたくないと、
もがくように祈った。

あのひとときをもう一度。
あの感覚をもう一度。
醒めても募るこの想い。
どうかもう一度、
"あの世"に連れてって。

【夢が醒める前に】

3/15/2024, 2:53:25 PM

爆ぜたそれらは数知れず、
人智を超越する未知の塵。
虚ろの闇を煌々と照らす、
彼方で溢れる数多の彩り。
原子から始まった初代星、
那由多を経て散った衆星。
我らは地の上に立つ個の一つ。
星もまた果てるまで齢を重ねる。

遍く輝く光の斑点に、人々は線を引いた。
そうして様々な印が作られていった。
古来にてそれらは、口伝などをもとにしたもの。
ある方では物語から、またある方では忌避から付けられた。
祖たちはそうして豊かに肉付けをし、証を残して旅立った。

我らは魅入っている。
全天に覆われた世界から眺める無限の宙(そら)に。
隔たりを越える輝かしさを放つ、あの向こう側に。
技術を以てしてどれだけ飛翔しても辿り着けない。
だからこそ、我らは神秘を見出すのだ。
溢れんばかりの、その未知の美を。

【星が溢れる】

3/13/2024, 11:29:32 AM

貴方との変わらない日々が、
誰にも奪えない私との思い出。

【ずっと隣で】

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