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9/18/2023, 2:32:11 PM

夜景
瞬く星々と、
優しい、白の光で私に微笑む月、
光に溢れる街並み。
その全てが優しく、私たちを眠りの国に誘う。
目を閉じれば、
優しい夢の国へ誘われるだろう。
けれど、この美しい一時の風景を逃すのが惜しく
今もなお、眺め続けている。
もう少し、もう少しでいいから…
このまま、一瞬の中に全ての幸せがあるのだから。
だから、もう少しこのまま儚い夢とならないように、
この時間を切り取るかのように、
瞼の裏に焼き付けるように、
もう少しだけ、
消えないで…

9/17/2023, 2:21:50 PM

花畑
少し冷たさが残る春の風に揺れる花々
その真ん中まで歩みを進めると、
空の上に登ったような錯覚を覚える。
優しい甘さを含んだ風が頬を掠め、
ポカポカと太陽が見つめている。
鼻から鼻へ蝶は飛び回り、蜂はせっせと花粉を集める
花々と空の境界線さえ曖昧になり、
時間の経過によって、
それらの同色と夕暮れの橙、
夜空の藍から黒へと、
そのコントラストもまた綺麗に映る。
寂しさも、幸せも、
全てを包み込み、優しく慰めるような景色が
瞳に映っている。
そんな場所、唯一の場所…

9/16/2023, 3:35:23 PM

空が泣く
悲しいことがあった日。
嬉しいことがあった日。
狐の嫁入りの日。
強く、激しく、切なく、晴れ渡るように泣く。
時たまに、涙が溢れ私たちに届くまでに凍り
優しい雪となる。
全てを飲み込み、覆い隠してしまう雪に…
白に戻った世界は、春の優しい雨で色鮮やかになる
そんなことを雨の日に思う。
優しい雨音は眠気を誘い、
全てのものに休息を。
寒い日の雨は恋人たちや、家族の中をより近くに感じ
秋の雨は、恵みをもたらす。


雨はいつだって、いろんな感情を運んでくれた。
寄り添ってくれていた。
だから、私はそんな優しい空の涙が好きなのだ。

9/15/2023, 3:22:45 PM

君からのライン
君からののラインを待っている。
朝の何気ない挨拶。
お昼の面白かったこと。
夜のお疲れ様。
その一つ一つが大切で、かけがえないものである。
人によっては、何がそうなのかと首を傾げられるだろう
しかし、その何気ない日常こそが大事なのだと
繰り返しの毎日こそが奇跡なのだと…
何もかもが簡単になくなる
そんな毎日を生きる内に気がついた。
大切にしよう。
その何気ない言葉を、
表情を、
その全てを…

9/14/2023, 2:09:25 PM

命が尽きるまで
私は息をしよう。
大切な人たちに別れの挨拶をしよう。
月と太陽、星々に感謝を捧げよう。
何気ない日々を瞼の裏に焼き付けておこう。
身の回りの整理をしよう。
後悔が残らないように日々を過ごす、
それが最も簡単そうに見えて、割と難しい。
後悔も。懺悔も。幸福も。切なさも。
何をしようともここには何も残らない。
自分がいたという事実が徐々に消えていく。
わかっている。
できれば、皆の悲しみが一刻も早く終わりを迎えるよう願っている。
しかし、同時に相反する思いが私の中にある。
たとえわがままだと言われても、
自分は最後までその心に住みたいと…
そう思うんだ。我儘だとわかっているのに、ね?
せめて、少しだけ。
この命が燃え尽きるまでの間ほんの少しでいいんだ。
そこにいさせて。
あなたと明日を見ることが叶わないけれど、
せめてこの最後の夜だけはあなたの隣で…眠らせて

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