忘れられない、いつまで経っても
あの日、悲しい涙を流した君を
綺麗で、でもどこか切なくて
自分ごとではないのに
胸が張り裂けそうに痛かったのを覚えている。
自分ではその涙を拭えないのだと
自分のために流された涙ではないのだと
心底、悔しかったのを覚えている
そして同時にそう思った自分に驚愕した。
そんな日を今も色鮮やかに覚えている。
一年後
一年後がどうなっているかは
誰にもわからない
けれどみんなが思うことは
今年より、来年
来年より2年後
もっといい年であるように
希望で溢れる一年であるように
そんなことを毎回除夜の鐘に乗せて祈るであろう。
初恋の日
初めて何かを好きになる日
それはひとえに人だけではなく、
ものや、動物、
生き物全般、食べ物、場所
様々だと思う
そう思うと毎日が初恋の日
初めてを知る日
明日世界が終わるなら
後悔のないように今日できることを誠意杯
一緒にいたい人
言いたいことを言えなかった人
行きたかった場所
限りあるその一瞬一瞬を
大切にするだろう
別に恋愛のように燃えるようなものでなくてもいい
ただただ、自分の心の赴くままに生きたい
たとえそれが世間一般から否定されようとも
たとえそれで全てを失おうとも
自分の心を偽った先に何が残るだろう?
心に背を向けて進んだ先に果たして意味はあるのだろうか?
そう、私は日々考える
優しくしないで
涙が溢れそうになるから
わかっているから
あなたが自分に向ける感情が
自分と同じではないのだと
同じ感情を返してくれないとわかっているから
お願い
勘違いしそうになる
あなたが優しく触れるたび、
愛おしむような眼差しを見るたびに、
気にかけて、一緒にいてくれる
その優しさが嬉しいのと同じくらいか
それ以上に自分の心を傷つけるのだと知っている?
わかっている
我儘なのだと
その優しさだけでも、
一緒にいられるだけでも、
いいのだと思えたら
こんなにも涙が溢れることはないのに。