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9/13/2023, 3:25:23 PM

夜明け前
紺碧に染まっている空に一筋の光が地平線を白く染めている。
空に瞬く星たちはまた明日と手を振り、
月は恋しい太陽に会えると喜んでいる。
元気に飛び回る蝙蝠たちも家路につき、
虫たちのコーラスも次第に終わりを迎える。
二つの色に、
決して交わらない二つの時間の境界線。
全てが眠りにつく時間が終わりを縫えつつある。
私たちを遠い空から見守っているものたちが、
今日も安全に…と心配げに見下ろしている。
下にいるものたちは、大丈夫。また明日。
と言っている。

さあ、そろそろ夜明けだ!
また新しい日が始まろうとしている。
その束の間の間。
緊張感と安堵感が共存する時間。

9/12/2023, 3:03:05 PM

本気の恋
本気の恋をしたことがない。
どんなものだろう?
よく聞くのは今まで見ていた景色が色づき、
何者にも耐えられないくらい愛おしくなった…とか、
いろんな自分を見つけられたとか、
その人といる毎日が幸せだ。
とかはよく聞くけれど、
果たしてそうなのだろうか?
もし本当なのなら、いつか自分もそう感じてみたい
一人の人を大事に、大切にしたい
誰よりも愛してみたいと思う

9/11/2023, 12:42:34 PM

カレンダー…
一月から十二月。
睦月から師走。
365日。
全て一年を表す言葉だ。
1月は新しい年が始まるとワクワクし、
2月はチョコレートをもらえるかドキドキ、
3月は別れの季節で寂しく、
4月は新しい生活に少し緊張、
5月は新しい日常にバタバタと忙しなく、
6月は雨の季節によって髪がまとまらない、
7月はだんだんと暑くなり、
8月は花火に祭、海にプールと楽しみがたくさん、
9月は月を見て風流に、
10月は仮装をしてハロウィンの夜に繰り出す、
11月は寒くなりこたつでまったり、
12月はクリスマスが近づいて大切な人と過ごす、
除夜の鐘を聴いてまたくる一年を楽しみに待つ。
カレンダーを捲るたびに、
楽しみが増え、新しい人との出会いを楽しむ。
別れは少し寂しいけれど、日は巡っていく。
そんな日々を迎えていく…

9/10/2023, 2:26:15 PM

喪失感
失ったものは2度と戻らない。
亡くしてからその大切さに気づいても、もう遅い。
溢れる涙も、締め付けられる胸も、息もできなるほどの苦しみも、
どれだけそれが大切だったか、
その全てが語っているというのに。
もう一度元に戻れるのなら…
いや戻れなくても、また一からやり直せるのなら…
今度こそ大事に大事にするのに。
そう、君がいない部屋のベッドで
君が好きだった月夜に誓う。

9/9/2023, 6:57:45 PM

世界に一つだけ
いつも生きていて思うことがある。
なぜ、生まれてきたのだろう?
なぜ、理由もなくただ息をしているのだろう?
そんなものに答えなどないと分かり切っているのにね。
夢を見る。
未来の出来事だったり、ただの作り物だったりと様々
その中の自分が自分ではないような、
そんな夢を見る。
夢の中での自分は嬉しそうで、
きちんと喜怒哀楽があった。
夢も、愛する人も、
他人を信じることもできていた。
自分と異なる点が多くあることに気がついた。
羨ましいと思う。
いっそのこと夢の世界で行きたいと思えるほどに…
けれど、どれほど恋焦がれ、
羨んでも、叶わないことを嫌というほど知っている。
それに、自分が生きて死ぬ世界は、
今いるここだということも知っている。
家族を悲しませたくない。
そう思うから、どんなに息苦しい毎日でも、
先が見えない毎日でも、生きている。
この世界が自分の唯一なのだと毎日考える。

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