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夜明け前
紺碧に染まっている空に一筋の光が地平線を白く染めている。
空に瞬く星たちはまた明日と手を振り、
月は恋しい太陽に会えると喜んでいる。
元気に飛び回る蝙蝠たちも家路につき、
虫たちのコーラスも次第に終わりを迎える。
二つの色に、
決して交わらない二つの時間の境界線。
全てが眠りにつく時間が終わりを縫えつつある。
私たちを遠い空から見守っているものたちが、
今日も安全に…と心配げに見下ろしている。
下にいるものたちは、大丈夫。また明日。
と言っている。

さあ、そろそろ夜明けだ!
また新しい日が始まろうとしている。
その束の間の間。
緊張感と安堵感が共存する時間。

9/13/2023, 3:25:23 PM