夕凪

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10/5/2024, 8:05:59 PM

 薄闇のもやが 心に巣くい

 明日への不安に 飲み込まれそうな夜

 明かりもつけず 窓から切り取られた絵画に

 光を受けたクリスタルや ダイヤが散りばめられ

 飾られたように 煌めく輝きは

 何百 何千年という時を超えて 届けられた

 真理という あなたへの贈りもの 


                     星座

10/5/2024, 4:03:05 AM

 何でもなかった日常は

 追い越し 足を止め 振り返れば

 遠く 幾重にも織られた道の向こう

 小さな手を繋いで 囲んで

 教えられた通りに動かした手足と

 古びた 民謡を思わせる音楽

 あの子へ寄せた 淡く脆い心

 在りし日の陽だまりのように あたたかく広がって

 まだ続く いつまで続く 

 先の見えない道を 隣にいるあなたと

 しわの増えた手を 握り合って

 共に


                踊りませんか?

10/4/2024, 7:48:18 AM

 例えばそれは 鈍く小さく 輝き

 例えばそれは 赤や紫の色をたたえ不規則に蠢く

 澱みなく動き 離れたり 集まったりしながら

 流れる たどれば 終わり はじまる

 巡って 巡って

 抱かれ また命として芽吹くように

                 
                 巡り会えたら