何でもなかった日常は 追い越し 足を止め 振り返れば 遠く 幾重にも織られた道の向こう 小さな手を繋いで 囲んで 教えられた通りに動かした手足と 古びた 民謡を思わせる音楽 あの子へ寄せた 淡く脆い心 在りし日の陽だまりのように あたたかく広がって まだ続く いつまで続く 先の見えない道を 隣にいるあなたと しわの増えた手を 握り合って 共に 踊りませんか?
10/5/2024, 4:03:05 AM