「ところで」
「ところで?
「本だか教科書だかノートだか、iPadじゃないよなきっと。しかし紙の本ではない可能性はある」
「なに?いきなりって、いつものお題ってやつね」
「そして滲み出る新学期感」
「言われてみれば」
「なんだかんだで紙はなくならないしね」
「そだねー。本好きもいるし」
「ただ値段の高騰と原材料規制とか出てるから厳しくなっていくのはあると思うね」
「本高いしね」
「どうにも文化資本というよりもお金持ちのものになっていく傾向はあるみたいだね」
「最後の砦の図書館!」
「暑いから溜まり場になってるけどね」
「それはそう。なんかイオンみたい」
「あー、あれか」
「そう、それ」
お題『ページをめくる』
「ところで」
「ところで?」
「忘れ物どころかまだ夏だよ。お題を予約した時点ではもう秋のつもりだったようだ」
「ん?」
「ああ、すまない。いつもの発作じゃなくて、いつものお題の話だ」
「メタなやつね。どんなの?」
「いや、もう夏が終わったようなお題だったものでね」
「まだ夏でしょ。普通に」
「まあ普通かどうかは分からないが、猛暑日が夏ではなかったらなにが夏か。とは思うね」
「あ、アイスの在庫がない!それと値上げしてる!」
「あー、すっかり忘れてた。これが夏の忘れ物か」
「なんか言ってる」
お題『夏の忘れ物を探しに』
「ところで」
「ところで?」
「なんだろう、夏休みの宿題終わらないピンチ!かな。今は夏休みの終わりは学校によって違うけどね」
「いつものお題の話ですか」
「ネタに走っている感じがあるね、ネタだけに」
「……」
「そう、宿題論は事前にやれば良いのにとか不要とかいろいろ批判もされるけど、どういった目的か?を知った上での批判かどうかというのはあるね」
「露骨に話変えてる?」
「そんなことはないよ。ただ保護者が目的を理解した上でどのようにするかが需要なだけだね」
「つまり?」
「学習の習慣が一月以上も開くとついていけない人もいる。というところをどう捉えるかだね」
「なるほど。わかっていて子どもが苦労するのを良ししてる人もいるってこと?」
「勉強や習慣の価値を低く見てるとそうなるね。成功体験を軽く見ているとかね」
「成功体験?」
「勉強に限らないけど、小さい頃から成功体験がないとその後に苦労するね」
「どこにつながるの」
「勉強でもってところだね。努力と成果が比較的一致しやすいからね。まあ人によるので画一的な教育からはみ出す人もいるわけだが」
「なるほどねー」
お題『8月31日、午後5時』
「ところで」
「ところで」
「ところで」
「ところで」
「ところで?」
「あ、いた」
「お題がお題なので遊んでるのかと思った」
「ひとり、ふたり、からあとはさんにん、よにんなので、ひとりとふたりは特別感があるね」
「あー、なに言語学的なんか?」
「英語でもわたしとあなたとそれ以外だからね」
「中国語だと私たちあなたたちなんだけど」
「昔からが多いからかな?言葉に表れているのかもしれないね」
「あー、三国志とか見ると人が多すぎるもんね」
「まあ、どの三国志かはわからないけど、人が多すぎるね」
「そうそう」
「こういった話ができるのも2人ならではだね」
「確かに。3人だとなんか違う。同時に話せないし」
「耳は2つ、口は1つでできそうなものだけどね」
「それ」
お題『ふたり』
「ところで」
「ところで?」
「色褪せてしまった」
「また?メタなやつね」
「それはそれとして、今回お題が二つ連続で来てるね。なんでだろう」
「更新タイミングとか?」
「まあ、あまり気にしても仕方がないけどね」
「そう言われると気になるけど」
「そう、話を戻そう。色褪せてしまった」
「あ、お題ね」
「そう、心の中に風景といった写真的な情報を持っているひとはごく少ない。概念の集合なので時間が経つとその集合の結びつきがほぐれる」
「難しいけどつまり?」
「まあ記憶が色褪せるとはそれそのもので、要は再入力がないので忘れていくだけだね」
「まあ、それは忘れるものじゃないの?」
「忘れてないって人は思い込みで別の情報になってることに気づけないんだよ。これも良し悪しだね」
「あー、そういったのって気づけないよね」
「昨日のアイスが無いとかならすぐに気づけるけどね」
「去年買ったアイスはもう覚えてない……。ん?」
お題『心の中の風景は』