書く—書いた記録

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「ところで」
「ところで?」

「色褪せてしまった」
「また?メタなやつね」

「それはそれとして、今回お題が二つ連続で来てるね。なんでだろう」
「更新タイミングとか?」

「まあ、あまり気にしても仕方がないけどね」
「そう言われると気になるけど」

「そう、話を戻そう。色褪せてしまった」
「あ、お題ね」

「そう、心の中に風景といった写真的な情報を持っているひとはごく少ない。概念の集合なので時間が経つとその集合の結びつきがほぐれる」
「難しいけどつまり?」

「まあ記憶が色褪せるとはそれそのもので、要は再入力がないので忘れていくだけだね」
「まあ、それは忘れるものじゃないの?」

「忘れてないって人は思い込みで別の情報になってることに気づけないんだよ。これも良し悪しだね」
「あー、そういったのって気づけないよね」

「昨日のアイスが無いとかならすぐに気づけるけどね」
「去年買ったアイスはもう覚えてない……。ん?」


お題『心の中の風景は』

8/30/2025, 2:49:24 AM