「待ってて」
あなたは歳上が好きなんですね
わたしは歳下
ずるいよ歳なんて頑張って越せるものじゃないのに
知ってるよわたしのことなんて恋愛対象に入れてないことくらい
でも大好きなのこの気持ちは頑張っても消せないの
だから待ってて
来世はあなたより早く生まれるから
大人な女性になって惚れさせるから
だから今世では誰も好きにならないで
来世で素敵な女性に出会えるから
今は我慢して待っててね約束
ブランコ
今日彼氏と別れた、
私からしたらやっとって感じで残ったのは罪悪感だけだった
彼はプライドが高く自慢話が多くて人への差別もする
彼氏としては完璧だったはずなのに人としての彼を見ると好きなところが見当たらない
「これでよかったのかな」友達とブランコに乗りながら彼のことを思い出し「よかったんだよ」ただその一言が欲しかったあまりに聞いてしまった
友達は地面を勢いよく蹴りゆらゆらと子供のようにブランコを漕ぎながら言った「正解がある恋愛なんてないよ。」
友達の言うとおり正解なんてない、彼は私に優しかった、でも他人に優しくできない彼を好きになれなかった
ただそれだけ罪悪感もきっとすぐなくなる
深夜2時の公園でブランコをこぐ。
制服のスカートが、動きに合わせて静かに揺れる。
幸せとは
私は昔から些細なことで幸せを感じる
愛猫が初めて一緒に寝てくれた時
靴下が左右ぴったり同じ感触だった日
小説の好きなページだけ何度も読み返す時間
使い切れなかったノートの最後のページ
電車で端の席に座れたこと
そんな些細な幸せを感じる日々でも時々本当の幸せはなんだろうと考えてしまう
まぁ、そんなことどうでもいいよね今が幸せならなんでもいい。
2026年も幸せな日々で溢れますように
遠い鐘の音
夕暮れの坂道で、私は立ち止まった。
風にまぎれて、遠い鐘の音が一度だけ届く。
どこから来たのか分からないその響きは、忘れていた約束をそっと揺らした。
空はまだ明るいのに、胸の奥だけが夜になる。
もう一度鳴る前に歩き出すと、音は消え、代わりに足音が未来へ続いた。
古い洋館のバルコニーで、そっと外を見つめていた。
雪は静かに舞い、白い世界をゆっくりと満たしていく。
手すりに積もった雪を指で触れると、結晶はすぐに淡く溶けて消えた。
「触れた途端にいなくなるなんて……でも、綺麗」
その小さなつぶやきも雪に吸い込まれ、夜の空気に溶けていく。
広い庭も、背の高い木々も、雪に覆われてまるで別の世界のようだった。
消えてしまうものほど、心に残る瞬間がある──
白い景色を見つめながら、そっとまぶたを伏せた。