月が凪ぐ夜

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4/15/2024, 11:07:22 AM

届かぬ想いは苦しいですか?
辛いですか? 切ないですか?

私はこの想いをあの人に届ける気はありません。

だって届いてしまったら終わりじゃないですか。
届かないから手を伸ばせる…想い続けられる。
ずっと、ずっと、あの人に想いを寄せられる。

届いてしまった瞬間に留まってしまうのなら、
私はこの想いがあの人に届いて欲しくありません。

いつでもあの人に向かう想いを抱いていたいから、
私はこの想いをあの人に届ける気はありません。

【届かぬ想い】

4/14/2024, 11:41:24 AM

あの人は私に人間としての意義を教えてくれました。
あなたは私に愛するということを教えてくれました。
君が私に感情の豊かさを、良くも悪くも、酸いも甘いも、すべてにおける終着点を教えてくれました。

けれどもすべては私を通過していく。

存在すら知り得ぬ神様へ。
私はあとどのくらい、
あなたの試練を受けねばならぬのですか?

【神様へ】


PS,
先日♡1000をいただきました。
サボりながらも続けていて良かったです。
これからもよろしくお願いいたします。

4/14/2024, 7:27:21 AM

【快晴】

4/13/2024, 5:52:11 AM

ビルの隙間から覗く空はとても窮屈で、
鳥も少し飛びづらそうに羽ばたいている。
それに比べ山あいを悠然と飛ぶ鳥は、
しがらみもなくとても自由に見える。

それはきっと私もあなたも同じだった。
お互いを縛りたくなくて、縛られたくなくて、
ひとつの括りに収まることを望まなかった。

お互いを結ぶのは一通の手紙だけ。
あなたは今海の上にいると言った。
私は今広く青い草原の中にいる。

遠くの空へ投げかけるように、
私はまた筆を取って手紙を書く。
きっとあなたも同じでしょう。

「どこにいても空は繋がっている」
それが私とあなたの合言葉だったから。

【遠くの空へ】

4/12/2024, 2:03:49 AM

私のこの感情を、想いを、
胸に宿る小さな熾火を、
どう言い表せばいいのか。

黒く沈んだ澱の重さに、
自分自身が引きずられる。

何も見えず、息もできず、
言葉も出ず、何も聞こえない。

何も触れず、揺蕩う浮遊感。
指先のひとつも動かせずに、
ただ深く、深く、堕ちていく。

もう何も言葉にできない。
後戻りも…できない。

それでも君と出会う前に戻りたいと、
思ったことも、考えたことも―――無い。

【言葉にできない】

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