すみれ

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11/29/2024, 9:38:34 AM

昨日の分も合わせて、今回は2本立てです。
「愛情」 「終わらせないで」(←書けました!!)
------------------------------------------------------------------------「愛情」
自分はロボットです。
自分の役目は博士の代わりに毎日仕事をこなすだけ、そう思っていました。
ですが、博士は自分が思っていることとは違うことをしていました。自分に優しく接してくれたり、システムエラーなどが起こってもすぐに直してくれたりしました。このとき、自分には感情がないはずなのに、特別ななにかが心に記憶された気がしました。

ある日、博士が突然倒れました。
自分には何が起こったかすぐに分からず、人間で言うパニックに陥りました。
パニックになっている自分に、博士は優しく、寂しそうに言っていました。

「…ごめんね…私がいなくなっても××らしく生きるんだよ…」

博士が発したコとばの後、博士の胸からなり続けていた音が静かになりました。

そのとき、自分はやっとあのときの『特別なキモチ』が分かった気がしました。

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「終わらせないで」
私はデータの中に生きている。
データを記録した人は"現在の私"だ。私はデータとして記録されている"現在の私"から見た"過去の私"だ。

ある日、データを記録した"現在の私"がデータの整理をしていた。データの記録は本人しかできなく、そのデータの "削除" も本人にしかできなくなっている。
その"現在の私"は何を思ったのか次々とデータを削除していった。
もちろん、記録されているのは大事なこと。
その記録データを"現在の私"は迷いもなく削除していった。

次々とデータが削除され、ついに私の番が来た。
正直、怖かった。"削除"されたら私はいなくなる。
そう、思った。だから、届かなくてもいいから私は"いまの私"に自分の気持ちを限界まで込めて言った。

《私の"人生"を…『終わらせないで』》

11/26/2024, 9:55:16 AM

「太陽の下で」
この世界には、晴れをもたらす神と雨をもたらす神が天界に住んでいた。2人の神は、正反対の存在ということもあり、一切話したりはしなかった。

ある日、地上では雨が降っていた。その日1日は雨を降らせる予定だった。雨の神は地上に雨を降らせるだけ、晴れの神はその様子を見たりするだけと、両方とも暇を持て余していた。
2人の神は他にすることもないので、近くをうろついていた。
2人がすれ違ったとき、誤って晴れをもたらす力と雨をもたらす力がぶつかってしまった。それは眩しく光り、2人の神は思わず目をつぶった。
気がつくと、空は澄んで晴れていて、そこには綺麗な虹がかかっていた。2人の神はお互いの顔を見て笑顔を見せた。

これをきっかけに、いままで一切話しかけたりもしなかった正反対の2人の神は毎日笑顔を見せながら話し合うようになった。
2人晴れた空から綺麗にかがやく虹を見ながら。

11/23/2024, 3:10:55 AM

めっちゃ遅れてすみません!!書けていなかった昨日の作品です。
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「はぁ…はぁ…」

寒い。雪山を一歩、また一歩と歩いている私にこれまで感じたことのない寒さが襲う。

君は突然私の前からいなくなった。

あれだけ2人で楽しく笑い合ったのに、あれだけ2人で遊んだのに…
たくさんの思い出だけを残して…

君はスキーが好きだと言っていたよね。君はこの雪山でいつもスキーをしていると言っていた。
だから君はここにいると思ったの。

水も食料も尽きた。もう体力の限界かもしれない。

君は今どこにいるの?もう幽霊になったのなら、その姿で私に会いに来て。私に行き先を教えて。

私は立ち止まって、独り言のように呟いた。

ねぇ…私は…

「どうすればいいの?」


 『どうすればいいの?』 おわり

11/21/2024, 7:52:33 AM

「宝物」
裏切られた。
あの子とは仲がいいと思っていたのに。私はあの子を信じていたのに。
君がくれた言葉は全部嘘だったの?

また1人になった。
あの子が私と話してくれる唯一の "ともだち" だったから。
孤独になった私に、新しく話しかけてくれる子ができた。
「君はずっといっしょにいてくれる?」
きっと寂しげな表情で私は言った。
その子は優しい笑顔でうなずいてくれた。
その子はずっと私の隣にいてくれた。誰よりも私に愛をくれた。
あの子がくれた、愛という名の絶対に忘れない私の『宝物』。

11/19/2024, 8:24:33 AM

「たくさんの想い出」
私は今日夢を見た。気づいたら天国にいて、天使たちが優しい笑顔で迎えてくれた。天使たちは私にプレゼント箱をくれた。プレゼント箱を開けると、いままでの想い出がたくさん詰まっていた。

起きると、もう時計はお昼に近づいていた。休日だったので、別に予定もなかった。私は1人でゆっくりするのが好きなので、午後は家から出ずにゴロゴロしようかな。それともカフェでも行こうかな。なんにせよ、これからもたくさんいい想い出をつくっていきたい。天国に行ったときに、たくさんの想い出に包まれるように。私はあの天使たちの顔を思い出してふと笑いかけるのであった。

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