凛世

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8/21/2025, 9:41:23 AM

記憶は美化されるものだけれども

それでも忘れられないものってあるよね

楽しかったこと

美味しかったもの

一緒にいた人が違うだけで

いつもの出来事も特別になる

憧れの先輩と一緒に

ポテトを食べながら歩いた帰り道

その日は何故か2人だけだった

優しくて背の高い人気のある先輩

ドキドキしながら

いつものように話しながら

特別な時間を喜んでいたっけ

いつまでもこの道が続くといいのにと

わざとゆっくり歩いてみたな

夕焼け空の下り坂を歩くと

その時のことを今でも思い出す

先輩の笑顔と夕日

どっちも眩しかった若かりし日の思い出











「きっと忘れない」

8/19/2025, 2:02:03 AM

追いかけ走り抜ける雲の影

道の先に揺らめく陽炎

風に頷く大きな向日葵の花

蝉の大合唱に眩し過ぎる陽射し

昔から変わらない夏の風景

違うのは

夏休みだというのに子どもの遊ぶ声がないこと

変わったのは人の環境

自然の中思いっきり遊ぶというのは

もうできないのだろうか

木陰で伸びきっている猫を見て

まだまだ暑い日は続くのかと

秋を心待ちにしている自分に苦笑しつつ

麦茶を取りに冷蔵庫へと向かった





「足音」

8/18/2025, 9:44:15 AM

何時だっただろう

記憶にあるあの日は

幼い日の暑い日としか覚えていない

知っているはずの小さな里山で

一人彷徨い歩き続けた

空はもう夕陽で染まり

夜の闇が迫りつつある中

知っているであろう木を探して歩き回った

背の高い雑草と枝の折れる音

鳥の羽音と風の音

怖くはなかったけど怒られるという恐怖

どうしようという焦りが大きくなっていった

風に押され草を掻き分け歩くうちに

いつも登っている木が見えてきた

帰れる!

後々考えると

あの里山は迷う程大きくもないし

後日遊びに行った時も

あんなに背の高い草はなかった

あの日の記憶は夢なのだろうか…

今も時々思い出す

あの暑い日の出来事








「終わらない夏」

8/15/2025, 10:19:14 AM

私の居ない所での君は

何を見て何を感じているのだろう

君が話してくれる景色を考えて

一緒に見たように思っても

そこには私はいないんだよね

ちょっと寂しい気分になるのは

やっぱり君のことが大好きだからかな?

私と居ることがどの景色よりも

最高のものとなるように

共にいる時間を大切にしていこうね

何時でも何処でも

そこには私が居るように・・・








「君が見た景色」

8/13/2025, 10:17:24 AM

貴方が近くにいる時は

表情も思考も一時停止してしまう

貴方に話したい事はいっぱいあるのに

いつも家で挨拶や話しかける練習もしてるのに

声が聞こえたり姿を確認した途端

全てがパンクしてしまう

多分顔は真っ赤で引き攣ってるんだろうな

それでも貴方が近くにいることは

私にとっては本当に幸せなの

いつかは

笑顔で自然に貴方とお話できるといいな








「言葉にならないもの」

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