ああもう
見てられないあの二人
お互い気になってる癖にさ
傍から見てたらバレバレだっての
見てるくせに目が合いそうになれば
慌てて目を逸らしちゃってさ
知らない訳じゃないんだから
会釈くらいすればいいじゃん
協力するって言えば
違うからって頑固に認めないしさ
本っ当に馬鹿みたい
…そんなに否定するならば
私が本気出したって文句言わないよね?
絶対振られるだけだから見てるだけにするけどさ…
「すれ違う瞳」
今でも忘れられないわ
あの時の感動と念願の想い
手にした時の嬉しさ
賑やかな灯りの下
少し冷たい夜風の中
ドキドキと抑えられない心臓の音
やっと…やっと…
真っ赤に染まった君は
見た目も可愛かったよ
食べてしまうのがもったいない程に
嬉しかったっけ
虫歯になるからと
ずっと買って貰えなかったりんご飴
…ん?
「甘い思い出」だよね(੭ ᐕ)?
「sweet memories」
貴方が居てくれればいい
でもそれは願ってはいけない想い
決して好きになってはいけない
気付かれてもいけない
わかっているのに止められない
いっその事
貴方の嫌な部分を見て
嫌いになれればいいのに
そう思っていても
完璧すぎるのよ
その笑顔と優しい声に
今日も狂おしいほどに
胸の高鳴りが止まらない
「好きになれない、嫌いになれない」
月明かりも星の瞬きも無い
闇のみが広がる空間は
瞬きする目に何も映さず
ただ感覚のみが支配する
戸惑いと恐怖が膨れ上がり
動くことも叶わない
只々 光を望み
見えぬ空を仰ぎ見る
何処からか射し込む僅かな光
小さくともなんと安堵する事か
人は全て闇に迷う
いつか迷いの夜から這い出れるよう
希望の朝を心待ちにして徘徊し続ける
「夜が明けた。」
幾千の時を越えようと
何度すれ違う生を与えられようと
必ず最期には
貴方を見つけてみせる
この魂に貴方の御魂の記憶を刻み
どんな関係であろうと
絶対に愛してみせる
だから泣かないで
貴方の手と涙の温もりを
絶対に忘れはしないから
「巡り逢い」