凛世

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5/28/2025, 9:53:34 AM

貴方の事が本当に大好きだったわ

でも貴方はそんな私の事なんて

わかろうともしなかった

ー星が綺麗ねー

ほら 私の言葉に耳も傾けてくれない

少しでも私に関心を持ってくれれば

こんな事しなくてよかったのに…

ー明日も月が綺麗でしょうねー

私を見てくれないその目は要らないよね?







「これで最期」

5/21/2025, 9:59:13 AM

雨上がりの空に

大きく掛かる虹の橋

地上を忙しなく歩く何人の人が

気づいているだろうか

雲の合間から覗く青空に

7色の橋が輝いて見える

足を止め空を見上げ

なんと自分は小さい事かと

思い知らされる

その美しさを心に残し

天使の橋はゆっくりと

その姿を滲ませて消えた





「空に溶ける」

5/14/2025, 9:57:18 AM

深く深く深く

全ての記録の奥にある記憶

全てから解放された一瞬の刻

それは蘇りまた新たな記録となる

生命となるものは

どんな存在でも記録は在る

それが業であり徳であり

色々な形と意味を持っている

だからこそ

恥じぬ生を歩まねばならない

その記録が美しく彩られた色となる為に







「記憶の海」

5/13/2025, 9:33:47 AM

なんでだろう

君しか見えないんだ

沢山の人の中に居ても

君が何故か輝いて見えるんだ

その微笑みが自分だけに向けられたらいいのに

君の視線の先には自分だけがいればいいのに

いつもいつもそんな事を考える

君の全てが眩しくて

自分が霞んで見えなくなってる気がする

不意に君に声をかけられた瞬間

一瞬で全てが色付いて

世界の全てが突然意味あるものに変わるんだ








「ただ君だけ」

5/11/2025, 7:53:42 AM

日々の繰り返しの生活に

人々の行き交う喧騒に

徐々に疲れが溜まっていく

なんでもない言葉が

棘のように突き刺さる

人の視線が冷たく感じる

全てを投げ出してしまいたい衝動に駆られる

昔読んだ童話のような森の中に

行ってみたいと思ってしまう

動物たちと戯れ鳥たちと歌い

緑の中の空気を胸いっぱいに吸って

花咲き乱れる野原に寝っ転がって

ゆっくりとお昼寝したい

それが出来ないから

スイーツをいっぱい買い込んで

ついつい食べてしまうのよね…








「静かな森へ」

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