凛世

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7/2/2025, 7:57:37 AM

湿気を含む空気と雨の後の土に匂い

これでもかと照らす太陽の下

自分の汗も混じり

雨の匂いとは違う独特の匂いが

鼻を掠める

いつもならフラフラと吸い寄せられる

甘いスイーツの匂いも

この暑さの中では魅力が失われる

今私が求めるのは

冷たいかき氷や水の

香りなき涼しい匂い

鼻を通るヒヤッとした感覚が

涼しい匂いだと感じる

湿気と冷気

これが夏の対局の匂いと言えよう







「夏の匂い」

6/27/2025, 10:55:59 PM

その気になればいつでも冒険にでれる

何故なら一瞬先は何時でも

「知らない世界」だから

そこでどう動くかで全てが変わるのは

皆 平等に与えられている権利

だけどその一歩が踏み出せず

何をすべきかが分からず

現状維持を望んでしまうのが

ヒトだと思う

自分も例外なく現状維持を望み

多少生き難さを感じつつも

ぬるま湯に浸かってしまっている

だけどそろそろ

後悔したくないから

重い腰をあげる時期なのかもしれない







「まだ見ぬ世界へ!」

6/12/2025, 8:28:25 AM

雨が奏でるメロディは

静かで優しい

傘のドラムに空き缶のシンバル

木々のマラカスに水溜まりのベル

コーラスにはカエルたちも参加してる

何故か雨だといつもよりも静かだと思うのは

私だけだろうか

大人になり雨の日の外出は

億劫に感じるけど

子どもの頃は新しい傘や長靴を早く使いたくて

雨の日が待ち遠しくもあったっけ

はしゃぎすぎてずぶ濡れになって

怒られたもんだな

よし 新しい傘を買おう

そして雨のコンサートに参加しよう






「雨音に包まれて」

6/5/2025, 3:22:24 AM

全てが輝いて視えるの

景色も空気も貴方も

今までこんな事なかったわ

貴方が居るだけで世界は変わるの

これが恋の魔法ってやつなのかしら?

貴方が触れるもの全てが欲しい

貴方の話すこと全てが知りたい

貴方ことを永遠に見ていたい

こんなにも愛おしくて

こんなにも欲しくって

こんなにも大事で



だからこそ

私を見ない貴方のことが

狂おしい程に許せないのよ







「恋か、愛か、それとも」

6/2/2025, 9:47:59 AM

雨は嫌いじゃない

周りは静かになるし

空気は洗われるし

傘の下で涙が流れても隠せるから

傘の分の自分の空間

人混みでもぶつからなくなる傘の魔法

雨音で消されるノイズの中

私の音も消えていく

このまま消えられればいいのに…

だけどそれはまだ許されないらしい

いつの間にか雨の声は小さくなり

周りが少し明るくなる

…神様は意地悪だな

こんな私にも祝福の橋を見せてくれるなんて…










「雨上がり」

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