細言

Open App
1/4/2026, 2:39:53 PM

人肌に触れたい。
僕の心の空洞はいつまで経っても埋まらない。ただ人と触れ合うことだけを求めてる。人に見られたい。好かれたい。話したい。触りたい。笑い合いたい。愛されたい。愛されたい。愛されたい。
深く息を吸って、肺を潰すように吐き出して、そして、あの人を、僕だけのあの人を、食らい尽くすように吸い込んで。あったかくして眠りたい。
幸せになりたい。

12/30/2025, 4:53:39 PM

『星に包まれて』
冷たい空気が喉を通り過ぎていく。寒い。息が白くなって夜空を曇らせる。寒い。こんな薄着で外に出るべきではなかった。衝動的とはいえ、僕はもっと頭を使うべきだ。なんなんだ、みんな、予定があって、楽しそうで、人生を謳歌している。ずるいじゃないか。僕を置いて、僕を差し置いて、羨ましくて。羨望が、僕の思考にまとわりついている。でも怠惰な僕は、動かず、ただ羨望して、孤独に篭っている。惨めで死にたくなる。家族もデリカシーがないってもんだ。「友達と会わないの?」なんて、僕が一番願ってる!うるさい!、そうやって感情的になって、結局今、冬の夜空の下で一人。このまま凍えて死んでやろうか。僕との予定を捨てたあいつらが悪いんだ。僕は、いや、僕が悪いか。
 なんとなく公園の滑り台に登った。冷たい。握る鉄は溶けることのない氷のようだ。この体躯にはもう到底似合わない滑り台。僕はもう子供ではないのだと実感する。冷たい。少し狭いと感じながらも体を滑らせる。服が捲れて素肌が鉄に触れた。冷たい!でも起き上がらずそのまま熱を奪っていく鉄に身を委ねた。星が見えたから。
 星は良い。それは孤独だからだ。やつらはどんなに近くても数万キロとかの、ほぼ無関係みたいな距離を保っていて、互いに認識はしていても触れ合うことはない。まるで今の僕だね。そうだな、今日だけは、僕は星になろう。星になれば画面を隔てた関係なんて気にならない。みんな惑星とか衛星とか、認識さえしていれば良い。触れ合えることなんてないんだから。触れ合う事はしなくて良いんだから、いくらか楽に生きられそうだから。

12/29/2025, 1:49:51 PM

『静かな終わり』
「またみんなで遊ぼうね」君はそう言って、僕を切り離した。いや、僕が自ら腕を切ったんだ。君を傷つけてしまうのは、嫌だから。これ以上、君を傷つけてしまったら僕は、僕はどうやって死ねば良いか悩んでしまう。
僕をバラバラにしてくれ。意識が分散して、個として成り立てないほどに。少し、痛いかもしれないけど、それくらいしないと僕は、君を傷つけた奴を許せない。
もし、君が傷ついてないとしたらって?そんなの実際どうでもよくて、ただ単に僕が、僕のことを気持ち悪いと思うから、勝手に処理をしたいだけなんだ。この気持ち悪い自分自身を埋める言い訳が欲しかった、それだけなんだ。
あぁ、もちろん君のことはちゃんと好きだよ。君に嫌われてから人生が楽しくない。色彩を失ったみたいに。秋の紅葉も、色鮮やかな聖夜も、きっと僕はもう楽しめないと思う。それくらい君が、僕の世界だった。
そんな君に嫌われたんだ。僕はもう時期死ぬだろう。

12/28/2025, 5:06:36 PM

『心の旅路』
遠く
空気が澄んでいる
果てしない道
ひとりぼっちで
空はずっと淡い藍色で
僕は歩いていた。
少し向こうの地面で
何かが光を反射して
僕はそれを手に取って
それは
小さな小さな硝子だった
半透明で、光に透かしても
向こうは見えない
はぁとため息を吐いて
また目的もなく歩き出す
昨日は路肩で座り込んだから
今日は歩こう
疲れたら休んで
なんとなく前を目指して
それで、
それで、どうしようかね

12/25/2025, 4:24:21 PM

『祈りを捧げて』
僕は毎朝、手を合わせてあなたを想う
あなたは僕の神様だから。
あなたを見ている僕は
きっと綺麗で入れるから
あなたを感じれる僕は
きっと正しくあれるから
あなたという存在が
僕を世界に馴染ませてくれるから
だからあなたに祈る
“今日も、明日も、明後日も
来週も、来月も、来年も
僕が人間であれますように”と
人間でなくなってしまうと
あなたに会えなくなってしまうから。

Next