旅舟

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5/11/2024, 11:00:03 AM

詩『愛を叫ぶ』


海に山に夜空に日の出に
叫べば僕は笑えるだろうか
一週間、コンビニのレジ以外
会話もなくて孤独になれてく

君とふたり通ったスーパー
親子連れ見てうらやましくなる
君の好きな惣菜やお菓子も
見つけたけれど涙があふれた

愛を叫ぶ…元気も場所もなく
お酒で眠る毎日になって
母の日なのに何処に行っちゃったの?
赤子のように丸まり泣くだけ





5/10/2024, 10:51:24 AM

詩『モンシロチョウ』


一生はわずか2ヶ月
チョウになれば10日くらい
紫外線が見える目で
オスは黒くてメスは白い
そんな羽持つ
モンシロチョウ

一生は長くて90才
病気に自死に戦争(殺し)もしてる
差別をしてさげすむ目で
成功も妬み足も引っ張り
それでも愛が
大好きなニンゲン

モンシロチョウは年間に
5回も生死を繰り返す
オスは10日を休まず飛んで
死ぬまで恋してメス探す
僕はなりたい
モンシロチョウ

5/9/2024, 2:16:30 PM

詩『忘れられない、いつまでも。』


忘れられない、いつまでも。
忘れられない、いつまでも。
忘れられない、いつまでも。
忘れられない、いつまでも。
忘れられない、いつまでも。
忘れられない、いつまでも。
忘れられない、いつまでも。
忘れられない、いつまでも。
だって
まだ、好きだから、

笑顔、指先、癖毛の髪、尖らす唇、
笑った目、怒った目、泣いた目、
骨太、大根足、不器用、
臆病な心、頼れない性格、姉御肌、
どれもこれも、きみで
どれもこれも、いとしい
どれもこれも、ぼくを
どれもこれも、泣かせる
だって
もう、会えなくて

忘れられない
いつまでも
きみはぼくの
からだの一部
だったから

5/8/2024, 10:29:39 AM

詩『一年後』


一年後って言葉に
僕はしあわせ描いてた
一年後って言葉に
君は恐怖を抱いてた

同じ日、同じ場所、
同じアイスを食べながら
違う目線、違う体温
違うバスへと乗っていた

永遠のなかの一年後
僕は旅行の予約した
おとずれないって一年後
君の手紙は遺書だった

5/7/2024, 10:34:57 AM

詩『初恋の日』


幼稚園の昼休み
きみはボクに遊ぼうって言った
赤い手袋をつかんで走って
いっしょにブランコで遊んだね
とても寒い冬だった

あれからたくさん恋をした
節操もなく色んな人を愛した
泣かされたことも傷つけたことも
大切な人に再会(であ)うための試験
それに気づいた春が来た

デイサービスの送迎車
きみは無邪気に笑って手を振る
何処へ行くのか?いま何歳なのかも
なにも分からぬ少女になってる
だから毎日、初恋の日

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