心の迷路
「お久しぶりです。元気に過ごされている事と思います。いまはもうすっかり桜が満開ですね。今も貴方と桜を見たかったです。3年前、突然出て行ってしまってごめんなさい。私はもうこの先長くありません。5年前に余命宣告されていました。黙っていた事を申し訳なく思っていました。だから後、2年、それよりもっと短いかもしれない。この手紙を書いている時も手が震えています。私の手には点滴が刺さっていて、痩せ細った身体に、細くなった手には貴方から貰った指輪も緩くなりました。この3年間で色々な場所に行きました。有名な神社も、昔に貴方と行った場所も大切な思い出が詰まっている場所も、全部まわれちゃいました。貴方といる時間が今でも大切な思い出です。楽しかったです。私の分まで長生きしてください。」
それは3年前に同棲していた家を出て行った元恋人からの手紙だった。「ごめんなさい」と小さなメモに弱った字で書かれたメモと彼女の私物が全て無い
空っぽの家だけだった。
悲しいよりも先に君らしいと思ってしまった。
「ほんとに君は手紙が大好きだね。やっぱり君らしい。もう桜なんて咲いてないよ。君と一緒に見たかったな。君とはもう見れないかな、。」
手紙の所々にある涙の跡をなぞって、力強く握る。
そしてその涙の跡に数滴の水が落ちてきた。
心の境界線
目が覚めると白い天井が写った。
それに加えて薬品の匂いも。
顔、腕、脚の火傷に乱雑に切られた髪の毛、
男達に無理やりやられた精器。
私はいまとてつもなく死んでしまいたい。
「コンコンコン」
ガラリと勢いよくドアを開けて入ってくる
保険委員の友人。
「包帯変えるよ。」と火傷をおった腕から包帯をとる。
ただれた皮膚も少し一緒に剥がれ、これまでにない激痛が全身にはしった。
私の子供のように泣き叫ぶ声、そして何も言わない友人。こいつは鬼なのか、?と思うほど無視を貫いて包帯を剥がす友人。包帯が剥がれたら遠慮もなく塗り薬を傷の奥、隅々まで満遍なく塗られた。
それはそれで焼かれたような激痛がはしった。
全身の包帯を変えた友人は「終わったよ。お疲れ様」と二カッと笑って出ていった。
あいつのことをこれまで以上に恨んだことはないぐらいあいつを恨んでいる。
出ていく際に「彼に会わなくていい?」と聞かれたが、こんな火傷まみれで、体の中も外も全部が汚い私を見せられるわけが無い。彼が褒めてくれて以来からずっと伸ばしている髪も、乱雑に切られて、彼以外にやられた精器もあるというのに会えるわけがないだろう。
この姿で彼にあったらどんな反応をするだろうか、。
心配、?それとも見捨てられるだろうか、
あぁやだな、。もっと彼と話したい、。触れたい。
神様はなんて酷いのだろう。
私が何をしたって言うのだ。
本当に神様がいるのなら、私を殺してくれ。
朝起きれない、目眩、吐き気、胃や、臓器の痛み、
倦怠感が続く朝を毎日続ける人生。
''起立性調節障害''
10人に1人はいると言われている病。
私は起立性調節障害を患っている。
毎日起きられない、臓器の痛みにもがいている。
でもやっぱり周りからは怠けていると思われてしまう。
初めは自分が障害を患うなんて思ってもみなかった。
障害を見下していたこともあった。
でも自身がなってみると辛さがわかって、
見下していたことに罪悪感が心の中にある。
だからこそもっと障害のことを知って欲しい。
秘密の標本
私は自分でもわかっているけど明るい人間。
人見知りもなく、人懐っこいって言うか
誰とでも仲良くなれる人だと思うんだけど
気がつくとなんか一人なんだよね。
いじめとか、仲間はずれとか極端なことでは
ないんだけど
なんかみんな居なくなる。
分からないんだよね。 本当に
その分からないがダメなのかもしれないけどね。
でもやっぱり分からない。
friends
大人になればきっとこの世界のことが
わかると思ったから。
でもどれだけ成長しても、お金を稼いでも、
この世界を知ることが出来なかった。
そして友人の心も知ることが出来なかった。