梨
わがままなあの子は愛される。
そして反対の私は愛されない。
昔から人に気を遣う人間だった。
人の顔色を見て、時々テンションを変えて話して、
どの性格が1番いいのかを考えた。
嫌なことを嫌とは言えない性格で、顔にも態度にも出さない私は時が過ぎていくにつれて
なんでもしていい人間だと思われて言った。
逆にあの子はわがままでなんでも面倒くさがって、周りの人に甘やかされて、口も少し悪い。
ノリが良くて、男子とも話が合うあの子は
いつでも人気者だ。
「あの子は私のだから近ずかないで」
と言われた。でも言い返せなかった。
あの子は私とも仲がいいと言ってもわがままなあの子が納得する訳でも、私が彼女が言っている子の
1番にはなれないのだ。
学校に植えてある大きな梨の木の下。
静かで数箇所に梨が落ちている。
私の目にはふたつの梨が移った。
ひとつは腐っている梨。もうひとつは綺麗で穴ひとつないような梨。その梨を見た時に
私は腐った方で、彼女は綺麗な方だな。
と思った。その時に目に霧がかかったように、目の前が透明な液体で満たされて、そのまま頬をつたって、透明な液体が落ちていく。
腐った梨とわがままな梨
どうせ死ぬ時は1人なんだから、
周りになんかで傷つかないで自分らしく生きろ。
そして綺麗なままで居させろ
コーヒーが冷めないうちに
私の心も冷めないうちに気づいてね。
僕と一緒に
虐めたあいつが嫌いなんじゃない。
睨むことしかできなくて、
言い返すこともやり返すことも
出来ない僕が嫌いなんだ。
だから僕は僕を殺すよ。
言い出せなかった「」
言い出せなかったんだ。
虐められてるって言っても
「いじめられてる方も悪い」って言われた。
そんな事言われたら
自分も悪かったかもとか思っちゃうじゃん、
だから言い出せなかった、自分も悪かったかもって
思ってしまったから。
いじめられてる方も悪い世界。
私はこの世界に何を求めているのだろう。
こんな世界なくなってしまえ。
おかしいよ。
なんで虐めた側はのうのうと生きてんだよ。
なんでいじめられた側は肩身狭く生きてんだよ。
こんなんおかしいだろ、
誰かこの世界壊しちゃえよ