「誰かのためになるならば」
そう考えるのは苦手だ。
変えようとするのは、苦手…っていうか無理。
勝手に良い方に変わるんなら変わるだろう、と思っている。
それが信頼するってことだとも思ってるし。
もちろん、助けてって言われたら手は尽くすけど、
自分でやるべきテーマを他人が肩代わりするのは、はっきりよけいなお世話だし、もう単なる悲劇でしかないと思う。
…冷たいだろうか?でも、「良かれと思ってやったんだよ?…」なんて、私だったら絶対に言われたくない。
言いたくもない。
お節介焼いてあとで後悔するって、私にとっては、想像するだに地獄でしかない。
こんなに嫌〜な氣持ちになるのは、何かが間違ってるに違いない!って思うくらい。
…もはや死活問題。
だから、そういうシチュエーションになりそうなところからは、脱兎の如く逃げ去ることにしている。
アンテナの精度は我ながら、抜群。
まぁ、可愛いお節介もあるのは知ってる。
でも私が言ってるのは、ヘビーなやつ。
たとえば母は姉妹関係で長いこと揉めてたんだけど、思えばあの姉妹の境界線はいびつだった。
「そこから入って来ないで!」と言わないから、
うやむやになってグダグダする。
それが娘の私にまで、派生する。
私が「そこから入って来ないで!」と言っても、そもそも話が通じない。わかってくれない。
「何を言ってるの?私は、良かれと思って…」みたいな事になる。
なんであんなに土足だったんだろうと、今も思う。
よけいなことはしないで、でも目は離さないで、然るべき時にはサッと手を差し伸べる。
…ハードル高いですかね?でも、
ずーっとお節介焼いてるよりは楽だと思いますよ、私は。
(あ~、たくさん文句言った!!)
(思い出し怒りw。)
「鳥かご」
鳥かごの鳥の、色とりどりの羽根。
鳥かごに囚われの鳥の、色とりどりの夢。
鳥かごにある身のうちは……夢でいっぱい。
それが、何処へ君を、私を…
運んで行くのかは知らない。
心はいっぱい…夢と不安で。
でもどちらかを選べば、どちらかが(たとえ瞬間的にでも、)
消える。
ふたつの心は表裏だけれど…いつもどちらかがどちらかの影に潜んでいる見えない片割れだけれど、きっと、
並び立つことは出来ない。
鳥かご、鳥かご、
外を夢見るなら…その繰り返す日々の不安を繰り返す、リフレインを断ち切るなら…
不安は殺せないがそれは、夢の影に潜んでいてもかまわない。
けれど、思い描くのは鮮やかな夢、そのものの方。
方向さえ見失わなければ、いずれ飛び立つだろう。
(そしていつか、ふたつの心の地平が臨まれるだろう。君は(私は)すべてを無駄には終わらせなかった。…そう言いながら。)
✾暑い。
「友情」
友情が基盤なような氣がしてる。
親子とか、恋人にも友情が根っこにあるような氣がしてる。
すれ違うだけの人にも、店員さんにも、
バスの中でお母さんに抱かれてむずかってる赤ちゃんへもフラットでドライであったかいそれがあって、
世界はそれで動いてるんじゃーなかろーか。と思ったりする。
友情は期待し過ぎない、ストッパー付きの、そして対する人が自由な思いを抱くのを、
いくぶん積極的にうながす作用があると思う…のである。
「友情」って動力の名前かもなーと。
だから無理に友だちと思う必要もなくて、
私が自由であるのと同時に、同じ地平に連なる…
同時代の全部から、あっさり時をも超えて、
あるいは世界線さえも超えて……
限りなく自由に作用する氣持ち、全部じゃないのかなーって。思ってたりする。
ライトでSFで、ジュブナイルの夏休みみたいな…
懐かしくて楽しくて、通り過ぎれば思い出になって。
わずかにセンチメンタルで。
ちょっとリスペクトにも似て。でも、
そんな色を帯びることも出来るけれどあくまで自由な…最初の氣持ち。
…そんなふうなもの、なんじゃないかなーって思う。🐱。
「花咲いて」
花咲いて咲いて咲いて、桜が咲いて散って。
バスから見た遠くの路地に、花咲いて、向日葵。
お墓参りの途中の道にも、花咲いてタチアオイ。
花咲いて咲いて散って、ハルシオン咲いて、
花咲いて咲いて咲いてうるさいくらいに目につき、
夏草もまっすぐにためらいなく天に伸びて、
咲くとなればまっすぐ咲いて、
地の中は根で繋がっててもまっすぐ大声出すように、
咲いて咲いて散って咲いて、
空へ伸びてまっすぐ咲いて、
地にうつむく時さえも、まっすぐにうつむく。
✾笑っちゃうくらい思いっきり下向いてる花あるな~と思ったので、最後はこんな😸
✾あと何か植物はネットワークあるみたいだから繋がってるみたいにした。
もしもタイムマシンがあったなら、
とりあえず、ちょっと置いておく。
で、決心がついたら過去の我が家の周りをうろついて、今はいない家族を見に行く。
さすがに「私」だからバレるからこそこそ遠くから見つめる。…挙動不審ではある。
懐かしくてスリリングで、切ない冒険。
この「今」に、体に氣をつけておけばあの日父さんは倒れないで済んだ…でも、何も言えない。
この「今」に、避けておくべき状況を伝えておけば、母さんに無用な傷を負わせないで済む。でも言えない。
「正解」を知る私は、どうすればいいんだろう?
もしかして半分幽霊みたいになって誰かの夢に出られるようなオプション付きなら出来ることもあるかもしれないけど……。
それとも、信じてくれるかな?
未来からあなたの子どもがやって来たんだよって。
…リアクション怖い。お坊さん呼ばれたりして。
それ以前に、接触不可かな。
タイムパトロール的な人も込みだったら、私が見張られる立ち場になるんでしょうし…。
遠巻きにするしかない秘密の、機械。
ダイレクトに、
「タイムマシンに乗って来たよ!!」って言えたらいいんだけど…