灰田

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8/31/2024, 10:41:14 AM

「不完全な僕」

完全不完全、考えてられない。

自分の中にある、次へのアンテナに従うだけ。

それがいたずらに人を傷つける方向じゃないことくらいわかっている。
それくらいは自分を信じている。

どこに辿り着くかはわかっている。
どんなふうに辿り着くかはわからない。

潜在意識の最上部の、顕在意識のこの自分を、
裏切り者じゃなくて、信じるに値するものとして受け入れる。

そういうふうに、創り上げて来てある。
そう信じている。

それはわかっている。

満身創痍なのはそのせい。

…だから、もう大丈夫。


❁八月も終わり。ここで書くのも終わりにします。
御縁がありましたら別の場所でお会いしましょう🐱

♡下さった方、ありがとうございました✨️

❁あと、この場所にも、ありがとう。








8/30/2024, 10:17:47 AM

「香水」

香水は苦手。でも香水瓶は好き。
お香もちょっと苦手。でも、お線香は必需品。(お仏壇に。)

仄かで消えそうな灯り。…のような、
そんな香りに包まれるなら、悪くない…

気づかなければ、それっきり。
気づけたならば、どんな花かと振り返る。

美しい幽霊とすれ違い、姿は見えぬ。
そんな儚い存在感の、あるかなきかの、よすがを拾う。

それだけの、小さなえにし。

8/29/2024, 11:32:51 AM

「言葉はいらない…ただ、」

なんて言って、他のものも求めない。

今はひとりにしておいて。

でも、それも、求めたことになるんだろうか。

…知らない。好きにさせておいて。


今の私が思うのは、次の展開でもなくて、

身体を休め瞼を閉ざし無になることだけ。

鈴虫が鳴いてる…雨の音がしている…遠いクラクション…扇風機のモーター

そんな音だけが慕わしい。

言葉はいらない。今はいらない。眠るから。


おやすみ




8/28/2024, 11:27:49 AM

「突然の君の訪問。」

困る。絶対に部屋には入れぬ……。
私は、烈火の如く怒り狂った。

誰であろうと、この先一歩も通すわけにはゆかぬ。
私は、仁王のように腕組みをして玄関に立ち塞がった。許せぬ…。

続いて私は財布だけをひっつかんで、そして君の手も同時にひっつかみながら、君にほぼ体当たりを食らわせつつ、玄関から一緒に(無理矢理)飛び出したのだった。

へらへら笑いながら軽い気持ちで訪ねて来た君には悪いが、相手が悪かったのだ。
近所のコンビニでコーヒーでも奢ってやるから、おとなしく帰れ。
そして二度と来るな。

…泣くな!なぜとも聞くな!!
口調がおかしい??
絶対、来るなとあれだけ言っておいたのに、のこのこやって来るからだ!

……私はいわゆる「とんでもなく片付けられない人」なんだぞ。
恥ずかしいから遊びに来るんじゃないとあれだけ言っっておいたのに…

…え?遊びに来たんじゃない?

君は背中からリュックサックをおろして私に中身を見せた。
40リットルのゴミ袋の束と、軍手と、なんか洗剤と、あとなぜかおむすびと、カロリーメイトメイプル味と…チョコようかん…。

片付けの手伝いをしに来たから、一緒に片付けちゃいましょう??

よ……よけいな、お世話だ……え?いつまで待っても「片付いたよ」って言って来ないからしびれを切らして来た…?そんな…めそめそしながら、なんて強引な………

だ、駄目だ!私は君に嫌われたくないのだ。
あんな部屋を見せるわけには…
何?覚悟は出来ている?何を見てもこんなもんだと思うから大丈夫?

それはそれで失礼な……。

せっかくだから、コンビニで拭き掃除シートを買え?
コーヒー飲ませて帰そうなんて甘っちょろい事言ってるからいつまでたっても片付かないんだ?ビニール袋とぞうきんも買え?あ、あるかな…ぞうきんなんてコンビニに……

え?コーヒーも買え?なんで………
倒れたらそれ飲んで起き上がれ?眠らせないつもりなのか!

今晩、眠れると思っているおまえの根性を叩き直すために来た?


………ああもう、わかったよ…泣きながら言うなよ……。

❁3時間睡眠のテンション(ΦωΦ)






8/27/2024, 10:42:59 AM

「雨に佇む」

私が雨に佇むならば、グレーの傘の内側に…
リアルな雨より遥かに優しい、水気を含んだ…
紫陽花の花を咲かせよう。

誰にも見えない花。誰に、見えなくてもいい花。
グレーの傘の内側いっぱい、
吹きこぼれるように咲かせよう。

風に花びらがこぼれて、私がそれを目で追っても、
君には見えない。
でも、淋しくはないの。…私がそうしたのだから。

雨の日の薄暗い傘の中に追放された花盗人が、
盗んだ花に取り巻かれて、佇んでいる。
追放したのは君だけれど、本当のところはわからない。
私が追放されたくて、されたのかもしれないよね?

孤独にたった独り、雨の中に佇むふりをして、
傘の中に培われた幻想の花に溺れる…

君に見えている私と見えていない私の乖離があるけれど、
君は片方の私だけしか知らないままでいていい。

ちょっと意地悪な気持ちで、誰にもわからないように笑う。


「ずっと知らないままでいて、いいんだよ」って笑う。



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