君と出逢って
ラムレーズンのジェラートが、おいしいのを知った。
チョコレート一択だったぼくの世界に、ささやかな亀裂が入り、けっこう長い間ラムレーズン一択の時期が続いた。
ラムレーズンと言えば君。
君と言えば、ラムレーズン。
なんか、申し訳ない……(^_^;)💦
でも、めったにあわなくなった今も、まぁ、ラムレーズンのジェラートを見たり食べたりすると、絶対に思い出すんだよね。
ジェラート食べてお腹が寒くなっても、胸のあたりはぽかぽかするので、
君はぼくにとって、甘くて冷たくてあったかい人なわけだよ…今もね…。
「耳を澄ますと」
遠くをゆく車の音
冷蔵庫のモーター
…この音はバイクか。
もう夜だから、この辺りではあまり人声もしません。
小学校がすぐそこだから、朝や昼間はにぎやかな時もあります。
運動会ではよく「パプリカ」が流れていました。
いちばんよく聞こえるのは鳥の歌声ですね。
素晴らしい声で抑揚つけて歌う鳥がいて、聞けたらラッキー(^^)、うぐいすもつっかえながら(笑)歌っています。春だから。…夏は蝉が大騒ぎですが。
それから、静かな夜に静かに、本を読む声も聞こえます。
私が音読する声です。
これは耳を澄まさなくても、体内から響いてきます。
あ、でももし耳を澄ませたら、体内から、血の流れる音も聞こえるかもしれませんね…?
鼓動が響くのは、わかりますから…それに重なって…
循環している生命の音が、聞こえてくるかもしれないですね。
ゴーッ!!っていって流れてるかも…(^^)
ゴーッ!!←割とうるさいイメージ持ってる(^_^;)
「ふたりだけの秘密」
★君を傷つけるひとは、いなくなってしまえばいいじゃないか…?
時間のはざまに置いていって、それで済ませてしまえば良かったんだ。
何であんなヤツ助けに戻ったりしたんだよ…
時間を自由に行き来する君の能力なら、そんなこと簡単だったのに。「ふたりだけの秘密」にしてしまえば、誰にもわかりはしないのに。
あいつは君を付け狙っていた。あいつの能力は僕たちが時間を移動することで出来た、新しい世界を壊してしまう能力だ。
あいつは、古い世界が好きなんだよ、既得権益が好きなんだ。
自由に生きれる世界を嫌うなんて、どんな悪者だよ、その上、君の能力を恐れて君を殺そうとしたんだよ?
…何で、助けたりなんかしたんだよ!
☆助けなきゃいけなかったの。
あなたの抱く殺意は、せっかくあなたのために創った世界から、あなただけを弾き出してしまうのよ。
もう、新しい世界は当分創れそうもないの。
私たちが抱いてしまった殺意こそが、その世界から私たちをスポイルする。
もし、彼を殺してしまっていたら、「この私たち」ではもうそこまで辿りつくことは出来なかった。
今は時を待つの。
ねぇ、わかって。
また最初から、創り直しだけど、今度こそ…
あいつには見つからずに、「あの世界」に辿りつくルートを見つけよう?
「ふたりだけの秘密」を、…しっかり創り出そう?
「優しくしないで」
もう、いじわるしないでよ!
やだね!
突っかかってばっか、やめてくんない!?
やだね!
いいかげん、素直になりなよ!
やだね!
ほんとにキライになるからね!
や…やだね …あれ?
………知ってるよ?ほんとはけっこう優しいとこあるんだよね…?ねぇ…
…え?
でもさ、………そんなに、優しくしないで………ね?
や…やだ…ね……(@_@;)💦💦あ、あれ…??
「カラフル」
世界はカラフルだ。綺麗だ。
けれどあふれる色彩は、私の内側にもある。
ふたつの色彩が響きあい、ひとつの風景をつくる。
盲目のひとの世界の、そのひとが思う色彩はどんなだろうか?
それも真実で、そして綺麗だろうな。
分かちあえない綺麗なものを、心にたくさん持って、人々がゆきかう交差点。
その雑多で透明な、透かし模様の風景…は
指を空(くう)にひらいて、その指のすきまから招き入れなければならない。
「きつねの窓」のように………
誰の心も宝石みたいに感じるだろう。
その涙のなかの美しい心も、
醜いとそのひとが悔いる心も、
喜びの月日も、
そうじゃない日も、